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有毒部位混入フグの切り身パック販売で立ち入り調査。2パックは消費済~フグ処理師はヨリトフグの肝臓は無毒と認識。従前から有毒部位を含むフグを販売

[2018/1/16 20:51]

 愛知県蒲郡市内のスーパー「スーパータツヤ」(蒲郡市形原町市場34)で有毒部位の混入したフグの切り身パックが販売された件で、豊川保健所が16日(火)13時から当該施設へ立ち入り調査を行ない、その結果を発表しました。

 17時15分まで行なわれた調査で、フグは1月15日(月)に「形原水産物地方卸売市場」から様々な魚が混在したものを一括購入し、当該施設のフグ処理師は、ヨリトフグの肝臓は無毒であり、販売しても差し支えないものとして認識していたことが明らかになりました。

 また、フグは7パックに加工され、5パックが販売済(消費期限1月19日)で、2パックを販売店、1パックを保健所の計3パックが回収されています。残り2パックについては消費者から販売店に対して既に消費済みであるとの連絡があり、現在までに健康被害の報告はないとのこと。

 また、16日に豊川保健所に1件(1パック)、スーパーに1件(2パック)、1月15日(月)を消費期限とする、フグの肝臓を含む切り身パックを当該スーパーで購入したと消費者から届出があり、従前から有毒部位を含むフグを販売していることが明らかになったとしています。なお、販売日、販売量等は不明。

 愛知県では「フグの肝臓が混入した商品が手元にある場合には、絶対に食べないでください」と注意喚起しています。

[古川 敦]