串カツ田中が全店で全席禁煙・フロア分煙化! 居酒屋チェーン初~加熱式たばこも禁止。喫煙ルームも設置せず
串カツ専門店「串カツ田中」が12日、ほぼ全店にあたる約180店舗(立ち呑み3店舗を除く)で全席禁煙化、または一部フロア分煙化を2018年6月1日(金)から実施すると発表しました。居酒屋チェーンでは、一部の店舗や首都圏中心に全席禁煙としている店舗が多い中、ほぼ全店で禁煙化するのは居酒屋チェーンでは初としています。
現在、串カツ田中はほぼ全店全席喫煙可ですが、子供連れの家族客も多く、ターゲットとしても重要視している中、喫煙可の店内に違和感を覚える意見は多く上がっていたとのこと。また、2018年4月1日から「東京都子どもを受動喫煙から守る条例」が施行され、「いかなる場所においても、子どもに受動喫煙をさせることのないように努めよう」とされています。
串カツ田中の都内の店舗数が92店舗と都道府県の中で最も多い中、子供サービスを重視している串カツ田中の在り方を再検討を開始。2017年「全国たばこ喫煙者率調査」によると、喫煙者率が18.2%と、喫煙者率は減少傾向であることや、2020年東京オリンピックに向けた受動喫煙防止対策の動き、そして世界各国の飲食店内の禁煙状況を見て、国内1000店舗体制と串カツを日本を代表する食文化にすることを目標とする串カツ田中として、対策を考える立場にあると考えたとしています。
串カツ田中の客層には愛煙家も多い状況の中、経営理念及び長期的な視点から検討し、加熱式たばこも対象とした禁煙化することを決定したとしています。禁煙化により、店舗で働く従業員の受動喫煙もなくなり、労働環境も改善すると考えているとのこと。
なお、店内の面積は平均約66平方メートルと狭いため、喫煙ルームを設置することは現時点では検討しておらず、新しい客層を取り込むきっかけだと期待しつつ、既存の客層にも今まで以上に楽しんでもらえるサービス向上に取り組んでいくとしています。