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【聖地巡礼:響け! ユーフォニアム 2期(2)】5話「きせきのハーモニー」の舞台・尼崎市、7話「えきびるコンサート」の京都市で聖地を巡ってみた!

[2018/10/25 07:56]

 前回は「響け! ユーフォニアム 2期」の13話「さいごのコンクール」で舞台となった「日比野駅」、「名古屋国際会議場」近辺の聖地巡礼スポットを、劇中シーンの流れと合わせていくつかご紹介しました。

 今回は舞台を近畿地方に移し、5話「きせきのハーモニー」の舞台となる「尼崎市総合文化センター(兵庫県尼崎市)」、7話「えきびるコンサート」の舞台となる「京都駅構内(京都府京都市)」で、劇中シーンさながらな風景が楽しめるスポットをご紹介します。

 劇中で関西大会が行われる「尼崎総合文化センター」のシーンが登場する5話「きせきのハーモニー」の前半部では、関西大会に向けた演奏シーンを中心とした学校パート、京阪宇治線での移動シーンがしばらく続きます。

 その後のCM明けのタイトルコールにてリボン先輩こと、「吉川優子」のトランペットの演奏シーンの直後に、劇中での関西大会の舞台となる「尼崎市総合文化センター」を阪神電鉄本線尼崎駅側から眺めたシーンが登場! 天気が良ければ再現度100点と言っても良いくらいに施設の姿は劇中シーンそっくり!

「尼崎市総合文化センター」を見上げるシーンは、「尼崎市中小企業センター」を背にして撮影すると楽々可能!

 その後、シーンは「尼崎市総合文化センター」内へと進み、ツインテールが特徴の千菅春香から、「北宇治高校」の演奏が始まる前の時点で金賞を受賞した学校が3校あったこと、「響け!ユーフォニアム」の主人公黄前久美子の友人である、佐々木梓の通う吹奏楽の強豪校「立華高校」は銀賞(全国大会出場ならず)だった結果を聞いて動揺するメンバーたち。

 演奏前の北宇治高校の面々のシーンを挟んで、全国大会に出場出来なかった「立華高校」の佐々木梓がバスで帰るシーンへと続きます。

 なお、佐々木梓がバスで帰るシーンは、この会のメイン舞台となる「尼崎市総合文化センター」を背にして、「尼崎中小企業センター」、「尼崎消防局」方面を見るような形で再現可能となっています。

「響け!ユーフォニアム」主人公の黄前久美子の友人である佐々木梓が通う吹奏楽の強豪校「立華高校」が関西大会で「銀賞」となり、失意のまま「尼崎市総合文化センター」前に止まるバスに乗車するシーンは、「尼崎市総合文化センター」を背にして「尼崎中小企業センター」、「尼崎消防局」を見る形の位置で再現が可能

 先のシーンで佐々木梓が「尼崎総合文化センター」から去ったあとは、関西大会前の最後の練習シーン、楽器のセッティングシーンを挟んで、関西大会の課題曲が始まるかと思いきや、課題曲は劇中では省略。シーンは「尼崎市総合文化センター」の中庭、入口横と続き、自由曲「三日月の舞」の演奏がスタート!

まずは関西大会の課題曲のシーンかと思いきや、前置き無く「尼崎市総合文化センター」の中庭のシーンに遷移!
その後登場した「尼崎市総合文化センター」入口へと続く通路は劇中そっくりで、天気がもう少し良ければ劇中の雰囲気に浸れそうなくらいによく似ていました

 「三日月の舞」の演奏シーンは8分ほど続き、関西大会に向けて一生懸命練習したと思われるシーンや、リアル感をひしひしと感じる吹奏楽の演奏描写に惚れ惚れ!

 高坂麗奈が黄前久美子のために吹くと演奏前に呟いたトランペットのソロパートのシーンでは、2期1話「まなつのファンファーレ」の花火シーン、1期8話の「おまつりトライアングル」劇中の「大吉山」頂上展望台のシーンが挿入!

 ソロパート後は黄前久美子、フルート奏者、楽譜の上に貼られた合宿中の思い出の写真、前話の「めざめるオーボエ」で覚醒した鎧塚みぞれのアップシーンへ遷移! その後はクライマックスシーンへ!

 しっかりと主要メンバーが映る形で演奏が進んで、吹奏楽顧問の滝昇の汗が流れ落ちるシーンで演奏が終了。沢山の拍手を浴びて演奏シーン終えてEDに遷移するかと思いきや、最後の最後に中庭から「尼崎総合文化センター」を望むシーンが登場! その後拍手が鳴り止んだタイミングでEDへ。

 ED後「北宇治高校」は金賞獲得&全国大会の出場が決定! いわゆるダメ金(金賞を獲得したものの全国大会には進めないこと)にはならない最高な形で話を終えることが出来ました!

中庭から「尼崎市総合文化センター」を望むシーンは、演奏終了後からEDの間の短い時間しか映らないので見逃さないように注意

 続いては、5話「きせきのハーモニー」の舞台となる「尼崎市総合文化センター」の最寄駅の「尼崎駅(阪神)」より、阪神本線、JR東海道本線を乗り継いで50分ほど移動した先にある「京都駅」へ。「京都駅」では、2期7話「えきびるコンサート」後半パートの文字通り「えきびるコンサート」のシーンで登場します。

 2期7話「えきびるコンサート」では、京都駅の駅ビルにて文字通り「えきびるコンサート」が行われることが冒頭で告知されます。

 2期6話「あめふりコンダクター」ラストに登場した、部活動に参加することを快く思っていない田中あすかの母親が乗り込み、吹奏楽部を辞めようとしない娘の田中あすかをビンタするシーン。

 ビンタシーンの後に部活動を休みがちになった田中あすかの不在で動揺する吹奏楽部メンバーに対して部長である小笠原晴香が、今までの部活動では田中あすかに頼り気味だったけど、これからはみんなでサポートしようと部長らしい言葉をかけて「えきびるコンサート」に向けて連帯感をUP!

 その後、部長の小笠原晴香が「えきびるコンサート」にて、バリトンサックスのソロパートをやる旨を顧問の滝昇に伝えるシーンを挟んで名目ともに「えきびるコンサート」のシーンへと続きます。

 「えきびるコンサート」の舞台となる「京都駅」のシーンは、「京都駅」から「京都タワー」を見上げるシーンからスタート! 外が晴れていたら現実か劇中シーンか分からなくなるくらいに京都タワーの姿、手前の駅舎の柱のデザインなどを忠実に再現!

「京都駅」構内から「京都タワー」を眺めるシーンは、「京都駅」構内の南遊歩道を回って「京都タワー」方面を見上げるような形で再現が可能!

 「京都駅」構内から「京都タワー」を望むシーンの後に登場した駅改札口のシーンは、「京都駅」烏丸中央口のすぐ近くの改札口が舞台。

 この場面の再現度も中々高く、劇中では手すりの下の壁面のデザインが透明だったのに対して、現実の「京都駅」の手すりの下の壁面は京都市内の風景を思わせるイラストがプリントされている部分を除けばほぼ完全再現!

 なお、「京都駅」はお昼、夕方ともなると観光客、通勤通学客でごった返して大混雑するので、落ち着いて聖地巡礼を楽しみたい方は、人の少ない朝早い時間から足を運んで聖地巡礼を楽しむことをオススメします!

劇中に登場する「京都駅」改札口は、烏丸中央口のすぐ近くにあり、落ち着いて撮影を行うなら人の少ない朝に足を運ぶのがオススメ!

 「京都駅」烏丸中央口前の改札口のシーンのあとは、「京都駅」構内で行われる「えきびるコンサート」に向けて楽器を搬入するシーンへ。

 楽器を搬入するシーンは、「ビックカメラ JR京都駅店」手前から京都駅側を見るシーン、すぐ近くの「京都駅ビル西駐車場」の隣りにある階段を登って楽器を運ぶシーンがあり、階段を登って劇中シーンのような風景を探してシャッターを切ると、山道を歩いているかの如く急な勾配をしっかりと再現していてビックリ!

「えきびるコンサート」で使う楽器を「京都駅」に搬入する際に登場した「京都駅ビル西駐車場」横の階段シーンでのシーンは、劇中さながらに階段の傾斜が急な上にヘトヘトになるくらいに階段が長く続いている姿が本当にもう劇中そのまま!

 急な階段から楽器を「京都駅」へと搬入するシーンの後は、「響け! ユーフォニアム」の主人公黄前久美子と、5話「きせきのハーモニー」で全国大会に出場ならずな「立華高校」に通う友人の佐々木梓と「南遊歩道」で話をするシーンへ。

 吹奏楽部での活動では全国大会に出場できなかった佐々木梓ですが、本命のマーチングバンドで全国大会に出場出来ることを黄前久美子に報告。その後、「立華高校」の生徒が呼ばれるシーンを挟んでお互いの健闘を称え合いながら次のシーンに。

黄前久美子と佐々木梓が話をするシーンの合間に「立華高校」の生徒を呼び出すシーンの背景は、天気さえ晴れならと思えるくらいに再現度高め!

 黄前久美子と佐々木梓のトークシーンのあとは、「北宇治高校」の面々が集うシーンへ。「北宇治高校」の面々が登場する最初のシーンとなる、高坂麗奈、加藤葉月、川島緑輝が佇むシーンは、前の場面で黄前久美子と佐々木梓が話をしたシーンの場所から駅中央側に少々歩いた場所にあります。

高坂麗奈、加藤葉月、川島緑輝が床に座って話をするシーンに似たシチュエーションは、黄前久美子と佐々木梓がトークを繰り広げた現場から「南遊歩道」上を駅中央付近へ移動したところにあります

 高坂麗奈、加藤葉月、川島緑輝が床に座って話をするシーンに登場したスペースは劇中ではかなり広々としていましたが、実際に現場に行ってみるとかなりスペースがタイトでキツキツ!

 劇中シーンのように実際に3人同じような姿で座りながら写真撮影を行うのはスペース的に少々厳しいかも知れません。

高坂麗奈、加藤葉月、川島緑輝が床に座って話をするシーンの舞台は、劇中シーンよりもスペースがタイトで狭い点に注意!

 その後、母親との問題が起きてから部活動を休みがちだった田中あすかが「えきびるコンサート」に合流! もちろん田中あすかも「えきびるコンサート」に参加することになり、「南遊歩道」前のライブステージへと場面が遷移!

 劇中シーンと撮影した写真と見比べてみても違いが分からないくらいにしっかりと再現された「南遊歩道」近くのライフステージで「えきびるコンサート」が始まります!

「南遊歩道」近くのライフステージは、本当に劇中そっくりですが、客席となる階段は急なので聖地巡礼中は怪我をしないように要注意!

 メイン「えきびるコンサート」を行うシーンは2分半ほど続き、ライブ中のシーンで現実さながらな風景を感じたシーンを抜粋して紹介していくと、普段の吹奏楽のシーンではコントラバスを演奏する川島緑輝がベースの演奏するシーンを思い出す1コマ。

「えきびるコンサート」劇中で川島緑輝がベースの演奏するシーンの背景再現は、想像以上にステージ右のオブジェに近づきながらシャッターを切ると再現可能

 続いてはライフステージから場所を変えて、「京都駅」烏丸中央口前の改札口手前で「えきびるコンサート」が行われていることに気がつくモブキャラのシーン。直後のモブキャラが立つ側を背にし、ライフステージ方面を見上げる姿は光のあたり方から背景も含めて忠実に再現!

「えきびるコンサート」が始まってモブキャラがステージ方面を見上げるシーンは、先ほど登場した「京都駅」烏丸中央口前の改札口のシーンの手前で楽々再現!
モブキャラが「えきびるコンサート」が行われている方向を見上げるシーンは、建物の造形は当然ながら、光のあたり方や影まで忠実に再現!

 「えきびるコンサート」が始まってしばらくして立ち上がって演奏したシーンは、「えきびるコンサート」が始まってステージが登場したシーンを撮影した場所から少々手前に進んで撮影を行うことでリアルに再現可能!

最初に「えきびるコンサート」のステージが登場したシーンと、演奏者が全員立ち上がって演奏が続くシーンのステージのシーンは微妙にレイアウトが異なるので再現の際には注意が必要!

 全員が立ち上がって演奏するパートのあとは、元々立ち上がって演奏していたメンバーと部長の小笠原晴香以外が着席して小笠原晴香が川島緑輝の前に移動。

 部長の小笠原晴香が川島緑輝の前に移動したあとは、部長の威厳と腕をしっかりと感じられるバリトンサックスのソロパートがスタート!

 特に斜め横から吹奏楽部全員の姿が映るシーン、ベースを弾く川島緑輝、バリトンサックスのソロパートを頑張る部長の小笠原晴香がアップで映るシーンは再現度が高い上に撮影の難度も低くてオススメ!

部長の小笠原晴香のバリトンサックスのソロパートが始まったあとの斜め横から吹奏楽部の面々を見るようなシーンは、ステージを広く写す関係から早朝の撮影がマスト!
ベースを弾く川島緑輝、バリトンサックスのソロパートを頑張る小笠原晴香がアップで映るシーンは、特に手軽に再現可能なので撮影しておくことをオススメ!

 ソロパートでバリトンサックスをかっこよく弾きこなす部長の小笠原晴香がソロパートを終えて観客にお辞儀を行うシーンを経て「えきびるコンサート」が終了! 「えきびるコンサート」終了後は「京都駅」にもバッチリ停車する東海道新幹線、「京都駅」北東側にある雑居ビルを背にして「京都駅」を見上げるシーンを挿入して「えきびるコンサート」が終了。

 文字通りの「えきびるコンサート」パート後は黄前久美子の自宅付近のシーンへと遷移し、不穏な雰囲気のまま姉の黄前麻美子が家を出ていくシーンを挟んでEDへと続きます。

ソロパートでバリトンサックスをかっこよく弾きこなした部長の小笠原晴香がソロパートを終えて客席に向かってお辞儀をするシーンは、なるべく下から階段をあおるように撮影すると再現度がUP!
最後に「京都駅」が出てくるシーンは、「ジャンカラ 京都駅前店」がテナント入りする雑居ビルを背にして撮影すると劇中さながらな姿で撮影が可能!


 今回は、「響け! ユーフォニアム 2期」中盤の重要な話とシーンが散りばめられた2期5話「きせきのハーモニー」の舞台となる「尼崎市総合文化センター」、2期7話「えきびるコンサート」の舞台となる「京都駅」で、劇中シーンの雰囲気が味わえる場所を巡ってみました。

 最初に紹介した2期5話「きせきのハーモニー」劇中に登場する「尼崎市総合文化センター」は、2期12話「さいごのコンクール」に繋がる関西大会の話であること、8分ほど演奏シーンが続いた自由曲パート「三日月の舞」の流れを崩さない絶妙なタイミングで現実にそこにあるシーンを当てはめた作品の構成力と、毎度ながら背景再現のリアルさに感激!

 続いての2期7話「えきびるコンサート」劇中後半の文字通り「えきびるコンサート」のシーンは、劇中で楽器を搬入する際に使用した階段の勾配の激しさ、「えきびるコンサート」開始前のパートに登場した「南遊歩道」のシーン、「えきびるコンサート」開始後に登場した「南遊歩道」手前のコンサート会場、「京都駅」構内、「京都駅」北東方面から「京都駅」を見たシーンに至るまで、天気が晴れだったら劇中シーンと現実のシーンとの違いが分からなくなるくらいに丁寧な「京都アニメーション」の仕事に感動!

 前回紹介した「さいごのコンクール」の舞台となる「日比野駅」、「名古屋国際会議場」と合わせ、ぜひ巡ってみたい場所がいっぱい詰まって充実した聖地巡礼となりました。

 今回の聖地巡礼は、第2回でひとまず区切りとなります。

 明日の第3回では、「響け! ユーフォニアム 2期」の聖地巡礼を楽しむ際にオススメなグルメスポット特集をお届けします。

<明日のグルメスポット編につづく>

[池延大栄(大帝オレ)]