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ついに“きのこたけのこ戦争”決着!? 「きのこの山派 VS たけのこの里派」を1万人に大調査! たけのこ派が51.8%できのこ派に圧勝!

[2019/2/26 14:31]

 ネットではたびたび明治のチョコスナック「きのこの山派 VS たけのこの里派」の論争が繰り広げられてきましたが、ついにこの議論に決着をつけてくれそうな調査データが発表されました。

 SELF株式会社は、提供するスマホアプリ「SELF」でユーザーを対象に「きのこの山派 VS たけのこの里派」についての意識調査を実施。

 2019年2月7日から14日までに寄せられた1万988人の回答をもとに、「きのこの山派 VS たけのこの里派」の全貌を明らかにしました。


どちらが好きかの調査では、「たけのこの里」が圧勝!

 調査では、AI技術を使ったアプリ「SELF」内の「初期型ロボット」において、アプリ利用ユーザーに対して「あなたは、きのこの山が好き? たけのこの里が好き?」と質問。

 選択肢は、きのこの山/たけのこの里/どちらも好き/食べたことがない/答えない(無回答)の5つです。

 この1つの質問と、アプリ「SELF」で取得済みのユーザーの性別、年代、社会的立場、生活リズム、生活の忙しさという5つの属性を合わせ、どんな層がどちらをより支持しているかをデータにまとめています。

 調査では、「たけのこの里」が好きと答えた人は51.8%なのに対して、「きのこの山」は29.0%。「たけのこの里」が、「きのこの山」に対し約1.8倍の差をつけて圧勝しました。

 また、「食べたことがない」はわずか2.1%に留まり、一般に広く認知された菓子であることが改めて示された形です。


50代以上では「きのこの里」派が多数派であることが判明!

 年代別に見ると、50代以上では「きのこの山」支持派41.3%で「たけのこの里」派と逆転。

 60代以上においてはさらに“きのこ支持”が増加。「きのこの山」支持は41.0%、「たけのこの里」支持は14.7%と、「きのこの山」派は「たけのこの里」派に約2.8倍もの差を付けています。

 全体では圧勝している「たけのこの里」派は、30代で最も支持が高く、60.6%が「たけのこの里」が好きと回答しています。

 「きのこの山」は1975年発売。「たけのこの里」は4年後の1979年発売となります。年代的に大きな違いはないものの、50代以上では先に発売された「きのこの山」の方が馴染みがあるといった背景もあるかもしれません。

 また、中高齢者では固い食べ物を敬遠する人も増えてきます。クッキーにチョコがけしてチョコ部とクッキーが一体化した「たけのこの里」よりも、クラッカーの軸がたけのこより細くて噛みやすい「きのこの山」の形状が支持されている可能性もありそうです。


男女別では、女性の方が「たけのこの里」支持が多め

 男女別にみると、女性の方が「たけのこの里」をやや強く支持し、男性の方が「どちらも好き」がやや多くなっていることがわかります。


職業による明確な差はなし!

 職業別に見たところ、明確な差というほどの職業による違いは見られませんでした。

 やや特徴的なのが、主婦・主夫層が「どちらも」が少なく「きのこの山」か「たけのこの里」か、白黒はっきり示している点です。ただし、いずれの属性においても大きな差は見られないことから、社会人や学生などの立場による派閥は存在しないと考えられます。


生活リズム、生活の忙しさでも大きな差はなし

 朝型・夜型という生活リズム別で見ても、特に大きな差は見られませんでした。

 午前中のティータイムならこちら、夜食用はこちらといった用途による違いはないようです。

 忙しい人・忙しくない人という生活スタイルでも、大きな差はないという結果になりましたが、わずかながら「忙しい人」の方がたけのこの里をやや支持しています。

 きのこの軸を持つことで手を汚さずに食べられる「きのこの山」の方が忙しい日々とは相性が良さそうなので意外です。

 「たけのこの里」の方がミルク感の強い甘いチョコレートを使用しているので、疲れやストレス緩和を期待されているのかもしれません。

[工藤ひろえ]