「はやぶさ2」のターゲットマーカ分離のアニメーション画像が公開! 前回の降下中止を受けて再度ターゲットマーカを投下
JAXA「はやぶさ2」プロジェクトが、公式Twitterでターゲットマーカ分離のアニメーション画像が公開しました。
【PPTD-TM1A】お待たせしました。ターゲットマーカ分離のアニメーション画像です。本日(5月30日)の11:19から11:23(機上、日本時間)にONC-W1によって撮影されたもので、撮影の高度は約10mから40mほどになります。予定通りにC01領域に投下できました。(画像のクレジット:JAXA、千葉工大)pic.twitter.com/IYy1A0Vsib
— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa)2019年5月30日
「はやぶさ2」搭載の広角カメラ「ONC-W1」で、5月30日の11:19から11:23(機上、日本時間)に撮影されたもので、撮影の高度は約10mから40mほど。予定通りにC01領域にターゲットマーカ投下できたとののこと。
5月14日~16日に行なわれた「PPTD-TM1」運用では、探査機が高度約50mまで降下したとき、探査機の自律判断で降下を中止して探査機は上昇。これは、レーザ高度計(LIDAR)の距離計測が正しく行えなかったため探査機がアボートしたことが原因だったとのこと。
このために、ターゲットマーカを投下することはできませんでしたが、低高度にて人工クレーター周辺を撮影することはできました。この結果を受けて、再度、ターゲットマーカを投下する運用「PPTD-TM1A」が、今回実施されました。
「PPTD-TM1A」は、「PPTD-TM1」とほぼ同じ運用の2回目という意味です。(PPTDとはピンポイントタッチダウンで、TM1は1つ目のターゲットマーカを投下するという意味)。PPTD-TM1では、S01と名付けた領域へ降下してターゲットマーカを投下する予定でしたが、PPTD-TM1Aでは、S01の近くのC01にターゲットマーカが無事に投下されました。
※画像のクレジット:JAXA、千葉工大