6月18日はおにぎりの日! おにぎり協会が「2019年コンビニおにぎり人気調査」結果を発表~やはりNo.1は「ツナマヨ」! 次のトレンドは「食感」へ
6月18日はおにぎりの日ということで、その日に合わせ、一般社団法人おにぎり協会が、コンビニエンスストアにおけるおにぎりの人気トレンド調査「2019年コンビニおにぎり人気調査」の結果を発表しました。調査対象はセブン‐イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンで、調査期間は2018年4月~2019年3月。
調査対象のコンビニ全社で「ツナマヨ」系おにぎりが人気No,1に。定番おにぎりの品質をさらに高めて販売する気運が高まっていると分析。
通年商品ベスト3として、セブン-イレブンは1位「手巻おにぎり リッチマヨ仕立てツナマヨネーズ」、2位「手巻おにぎり 熟成焼きほぐし紅しゃけ」、3位「手巻おにぎり 熟成仕立て紀州南高梅」。ファミリーマートは1位「手巻 シーチキンマヨネーズ」、2位「手巻 焼しゃけ」、3位「手巻 紅しゃけ」。ミニストップは1位「手巻 ツナマヨネーズ」、2位「手巻 紅しゃけ」、3位「手巻 日高昆布」。ローソンは1位「手巻おにぎり シーチキンマヨネーズ」、2位「悪魔のおにぎり」、3位「新潟コシヒカリおにぎり 焼さけハラミ」。
今回の調査では、各社ともに「ツナマヨ・鮭・梅・昆布」などの定番おにぎりに力を入れていることが判明。特に「ツナマヨ」系おにぎりは、各社とも2018年度の人気ランキングで1位を獲得しています。
「定番商品、特に品質を追求している手巻きタイプのおにぎりが伸長しました」(セブン‐イレブン)、「定番おにぎりはリピーターの多い商品ですので、よりごはんに合う味や食感などに拘って研究していきます」(ファミリーマート)、「定番商品をさらにおいしく値ごろ感で販売継続」(ミニストップ)など、価格や具材、調理法から見直し、定番おにぎりの品質をさらに高めて販売する動きが見られるとしています。
おにぎり協会では毎年この時期、コンビニおにぎり人気調査をしていますが、ツナマヨの圧倒的人気に対し、今年は悪魔のおにぎりが躍進、そしてトレンドは「食感」へhttps://t.co/jilWWh3JQs
— おにぎり協会?? (@OnigiriSociety)2019年6月17日
セブン‐イレブンは、前年度に続き「健康米」を使用した商品開発に注力。お米の精米方法や海苔の製法を見直し、おにぎりの根本的な美味しさを追求。ファミリーマートは、「スーパー大麦」シリーズを中心に、健康志向のおにぎり商品を展開。既存商品の具材や調理方法のさらなる改善にも着手。
ミニストップは、既存商品がそのまま売上向上。おいしさと値ごろ感を得られる定番おにぎりを販売。ローソンは、新顔の「悪魔のおにぎり」が躍進し、2018年通年売上の第2位にランクイン。2019年は「金しゃりおにぎり」シリーズに注力するとのこと。
さらに、昨年のトレンドだった健康志向おにぎりも、各社継続して取り組んでおり、セブン‐イレブンは健康米を使用した「もち麦おむすび」シリーズが定着し、販売が伸長。ファミリーマートは昨年度から展開していた「スーパー大麦」シリーズでは「梅ゆかり」が人気。最近は女性だけでなく、男性にも購入者層が広がったとのこと。
2018年に発売された新作おにぎりは、セブン‐イレブンの「もち麦もっちり!焼肉ビビンバ」、ファミリーマートの「直巻 焼さば」や「スーパー大麦 梅ゆかり」、ミニストップの「鶏めし」など、バラエティ豊かな顔ぶれに。それぞれ味や種類はほとんど被っておらず、各社とも独自性を持った新商品を展開している様子が伺えます。
中でも、ローソンの新商品「悪魔のおにぎり」は通年人気ランキングでも第2位を記録するなど躍進を果たしました。2019年4月10日時点で累計販売数が2,900万個を突破し、第2フレーバーとして「悪魔のおにぎり(四川風担々麺味)」なども発売。新たな定番おにぎりの1つとして仲間入りしそうとのこと。
ローソンは2019年の注力ポイントとして「金しゃりシリーズ」を挙げ、このシリーズは厳選した国産米を配合して作られており、粒立ちが良くふんわりとした食感が特徴となっているそうです。
また、ファミリーマートは定番おにぎりの「鮭はらみおむすび」に塩麹を使うことで、旨味を感じやすく、ふっくらとした食感を出すようにリニューアル。同社は2019年3月から醤油やラー油などの調味料を具とした、一味違う食感のおにぎり「めしのトモ」シリーズの販売も開始しています。今後は定番・新商品ともに「食感」にこだわったおにぎりがトレンドになりそうです。
セブン‐イレブンとファミリーマートは2018年に、ローソンは一足先の2015年には、おにぎりのパッケージラベルに具材名などを英語でも表記するようになっています。
おにぎりは、海外でも「ONIGIRI」と呼ばれる日本の「ソウルフード」。しかし、日本語がわからないと、おにぎりの中身がわからず選びにくいなどの問題点もあり、パッケージに英語を表記することで、外国人観光客にもおにぎりを手に取ってもらいやすくする狙いがあるようです。