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「ほっともっと」が190店舗を閉店 売上を伸ばしても加盟店への移管が見込めない直営店を閉店~退店コストにより8億3,000万円の赤字に下方修正

[2019/8/10 07:58]

 プレナスが9日、同社運営する持ち帰り弁当のブランド「Hotto Motto (ほっともっと)」(2019年6月末現在2,733店)を、9月以降190店舗を閉店すると発表しました。

 同社では、直営店から加盟店への移管を、ユニットFC制度を活用し新規オーナーの獲得と既存オーナーの多店舗化で積極的に取り組んでいるものの、人件費などの店舗運営コスト上昇により売上を伸ばしても加盟店への移管が見込めない直営店190店舗をの退店を決定。その他の直営店の売上を伸ばすことで、加盟店化できる店舗数の増加を図ることに経営資源を集中することにしたとしています。

 また、退店に伴い将来発生する店舗に係る退店時の原状回復費用の必要額を算定し、資産除去債務を追加計上。その結果、売上高1,533億1,000万円(前回予想から59億4,000万円減)、営業利益6億5,000万円(同148億円減)、経常利益10億7,000万円(同15億7,000万円減)、親会社株主に帰属する当期純損失8億3,000万円(同10億7,000万円減)に通期業績予想を修正しています。

 直営店190店舗の退店に伴い発生するコストは、退店にかかる原状回復費用などが66億2,000万円、店舗固定資産の減損損失額が83億6,000万円。資産除去債務の追加計上は95億円。

[古川 敦]