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新そばの季節が到来! 首都圏で香り高い新そばを楽しむ「常陸秋そばフェア」開催中~秋葉原に近い「神田まつや」など41店舗で

[2019/11/27 14:53]

 今年も新そばの季節がやってきました。

 そばは代表的な和食のひとつですが、実はそば粉の約8割は海外産。国内産は約2割ほどで、輸入物はアメリカ・中国の2国からが98%ほどを占めています。

 近年では、需要が増えていることから国内での生産量は一時期よりは回復しています。やはり比べてみると国内産のそばは香りが高く、とくに毎年秋には香り高い新そばが楽しめます。

 茨城県では、茨城のブランド品種「常陸秋そば」が蕎麦の名店や料亭で楽しめる、「常陸秋そばフェア」を今年も首都圏41店舗で12月8日(日)まで、期間限定で開催します。

 茨城県では、1978年より茨城ならではの蕎麦ブランド品種の育成に取り組み、実が大きく、粒揃いが良く、味・香りともに品質の高いブランド品種「常陸秋そば」が誕生しました。

 「常陸秋そば」は、食した時の芳醇な香りやほんのり甘さを感じる豊かな味わいが特徴で、最高峰の玄そばとして高い評価を得ているとのこと。県内はもとより首都圏のそばの名店でも使用されています。

 「常陸秋そばフェア」を開催する首都圏の41店舗は以下の通り。「銀座 ろくさん亭」「つきじ田村」などやや敷居の高い料亭の名前もありますが、「神田まつや」など名店として知られているものの、街のおそば屋さんとして気軽に利用できる店舗の方が多くなっています。

 茨城県は、昼夜の寒暖差が大きいことや水はけのよい傾斜地など、そばの栽培に適した条件が揃っていることから、江戸時代からそばづくりが盛んになり、現在では、北海道・長野県に次いで収穫量全国3位のそばの産地として知られています(平成30年 農林水産省作物統計調査より)。

 作付面積は山形や秋田、福島の方が広いのですが、10a当たりの収穫量で茨城は山形の約2倍近くを上げています。群馬や栃木は作付面積は茨城より狭いものの、同面積の収穫量は茨城以上と、北関東は同じ面積でもそばに最適化した土作りから農地を改良するなどしたことで、高い収穫量をあげています。

そば畑のそばの花


首都圏《常陸秋そばフェア》

<開催期間>
 令和元年年11月25日(月)~12月8日(日)

<参加店舗>
 首都圏41店舗

<内容>
 常陸秋そばを使用したメニューを提供

[工藤ひろえ]