「竹鶴ピュアモルト」がリニューアル発売! 限りある原酒を有効活用するため年間22,000箱限定~約65億円をかけて設備を増強
アサヒビールが、ニッカウヰスキーが製造する「竹鶴ピュアモルト」(瓶700ml)を2020年3月31日(火)にリニューアルし、数量限定で全国発売します。
価格はオープン価格で、参考小売価格は4,000円(税別)と、現在の「竹鶴ピュアモルト」より1,000円高くなります。年間販売数量は、国産ウイスキー市場の急拡大を受け、限りある原酒を有効に活用するため、年間販売数量22,000箱(1箱=700ml×12本)に限定して販売されます。
「竹鶴ピュアモルト」は、甘くやわらかな香りと果実を思わせる華やかな香りが調和したピュアモルトウイスキー。ふくらみのあるモルトのコク、穏やかな樽香やピート香を伴う甘くほろ苦い余韻が特長とのことです。
甘くやわらかな香りと華やかさを持つ、宮城峡のモルト原酒をベースに、しっかりとしたモルトのコク、飲みごたえを備えた余市のシェリー樽原酒や香ばしい余韻を醸す余市のピート原酒など、ニッカウヰスキーが厳選した複数のモルト原酒が使用されています。
今回のリニューアルでは、余市モルトの原酒使用比率を高めることで、コクや香ばしいピートの余韻を付与させたとのことです。アルコール分は43%。
パッケージは、ラベルに「竹鶴」のロゴを堂々と配し、創業者・竹鶴政孝氏のサインとニッカエンブレムをあしらうことで高級感や本格感が表現されています。
「竹鶴」は、2000年にニッカウヰスキーが“本当においしいピュアモルトを、多くの方にもっと気軽に楽しんでいただきたい”という想いからつくった、創業者・竹鶴政孝氏の名を冠したフラッグシップブランド。「竹鶴ピュアモルト」は、ニッカウヰスキーが保有する余市・宮城峡の両蒸溜所の数多くのモルト原酒の中から、原酒の貯蔵年数にこだわらず幅広い種類の原酒が使用されています。ニッカが誇るブレンダー技術を駆使することにより、華やかでバランスのとれた味わいを実現しているとのことす。
なお、国産ウイスキー市場の急拡大に伴う原酒不足により、「竹鶴」「余市」「宮城峡」を中心としたプレミアムウイスキーは、2015年以降出荷調整が続いています。アサヒビールは、国産ウイスキーの長期的な安定供給体制の構築を目指し、2015年から2017年にかけて約60億円を投じて、ニッカウヰスキーの生産体制を強化。
2017年以降、2015年比で約180%の原酒増産を行なっており、さらに2019年から2021年にかけて約65億円の設備投資を行ない、余市・宮城峡の両蒸溜所でウイスキー樽の貯蔵庫増設や原酒製造に関わる設備を増強するとしています。