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レジに間仕切り、レジ待ち立ち位置表示などを設置 コンビニ各社が新型コロナウイルス感染拡大の対応策を導入

[2020/4/9 13:22]

 セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマートなどコンビニエンスストア各社が、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受け、店舗への対応策導入を開始しています。

セブン‐イレブン・ジャパン

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受け、下記の対応を店舗に推奨。なお、全店で実施しているものではなく、一例となります。

 その他、出勤前の検温など、店舗従業員の体調管理や、マスク着用の励行と手洗い・手指の消毒・うがいの実施についても、引き続き行なっており、店舗ごとに、感染拡大防止に向けた様々な取り組みを実施していくとしています。

(1)間仕切りの設置

 レジカウンターの客と従業員の間に、透明の間仕切りを設置し、飛沫の飛散を防止。

(2)座席の間引き

 イートインコーナーの座席を間引き、席の間隔を確保し、隣同士の空間を確保

(3)レジ待ち間隔の確保

 ソーシャルディスタンスを確保するため、レジ待ちのスペースの床に、距離を空ける目安になるサインを設置

ファミリーマート

 「新型コロナウイルス対策本部」を立ち上げ、政府や行政と連携のもと、新型コロナウイルス感染防止に向けた取り組みを進めて、2020年4月8日(水)時点における、ファミリーマート店舗及び本部の対応は、以下の通りです。

1.店舗における対応

(1)地域社会において、社会・生活インフラとしての役割を果たすため、安全と健康を最優先とした上で、できる限り通常営業を継続。また、従来より実施している、勤務時の体調確認、手洗い・消毒の実施、マスク着用などを徹底することに加え、店舗オペレ―ションの一部を変更。2020年4月8日(水)から当面の間実施予定とのこと。

【変更内容】
1.原則「入口ドアを開放」し、店内換気を実施(密閉空間の回避)。
2.現金受け渡し時に、直接手渡しでなく「コイントレー」の使用を励行。
3.多頻度で手が触れる場所を小まめに消毒。
4.レジ接客時における、「立ち位置」変更のお願い(売場側の床にビニールテープなどで、立ち位置を示し、密集・密接場面を作らない店内環境作り)。
※店舗により実施状況は異なります。今後も感染防止に向けた様々な取り組みを検討。

(2)店舗運営の継続が困難な事態が発生し、加盟店より一時的な休業や営業時間短縮の申し出があった場合は、本部と加盟店で対応を協議し、決定。最終的には、各店舗の状況を踏まえ、加盟店にて判断。

2.本部における対応

・商品の安定的な供給と利便性の確保を継続。
・政府や自治体からの外出自粛要請に則り、対象地区に勤務する社員は、原則在宅勤務(テレワーク)を実施。
・社員が出勤する場合においても、円滑な店舗オペレーションを維持するために必要な最小限の人数に制限。

ローソン

 今回、緊急事態宣言発令を受け、食料品や生活用品を取り扱う身近なマチのインフラとして安心して店舗を利用してもらうことと、店舗の従業員の安全性確保を第一に、新型コロナウイルス感染予防に向け、以下の取り組みが実施されます。

 今後も引き続き、店舗従業員の手洗い・うがいの励行、マスク着用の励行、アルコール除菌剤の活用等を徹底し、安心・安全な店舗営業を続けていくとしています。

店舗での感染防止対策

1.ソーシャルディスタンス啓蒙ポスター(1m以上間隔推奨のポスター)を店内に掲示
2.ソーシャルディスタンス確保のため、レジ待ち立ち位置を床に表示
3.入口ドアを定期的に開放するなど店内の換気を徹底
4.来店者用アルコール消毒液の設置
5.飛沫感染防止のため、レジカウンター部分にビニールシートの設置を推進(7都府県)

接触機会の削減を目的としたセルフレジ・ローソンスマホレジの拡大

1.セルフレジの利用可能店舗を拡大

 既にローソン全店に導入済みの新型POSレジは、通常のレジからセルフモードへの切り替えが可能。これまで個店の状況にあわせて、セルフモードへの切り替えを行なっていましたが、今後は利用時間の拡大など、積極的に拡大。

2.ローソンスマホレジの導入店舗を拡大

 ローソンスマホレジは、商品のバーコードを自身のスマホのカメラで読み取る事で店内のどこでも決済できるサービス。レジに並ぶ事なく買い物が出来るため、接触機会の削減に繋がります。現在、約120店舗に導入しており、エリアと店舗数を順次拡大。

[古川 敦]