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宮崎駿企画&吾朗監督、ジブリ初の全編3DCG制作! 長編作品「アーヤと魔女」がNHKで2020年冬に放送決定~「アーヤは吾朗君そのもの」と鈴木敏夫プロデューサー

[2020/6/3 20:22]

 NHKが3日、企画:宮崎駿氏&監督:宮崎吾朗氏のスタジオジブリとしては初となる全編3DCG制作の長編作品「アーヤと魔女」が、2020年冬にNHK総合で放送されることが発表されました。

 宮崎駿監督が「特別な作品」と語る映画「ハウルの動く城」。この映画の原作を書いたイギリスの作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ氏が描く児童向け小説「アーヤと魔女」を気に入った宮崎駿監督が、長編アニメとして作ることを企画。息子の宮崎吾朗が監督として手がけるのがアニメ「アーヤと魔女」です。

 自分が魔女の娘とは知らずに育った少女アーヤが、ある日、奇妙な家に引き取られ、そこで意地悪な魔女と暮らすことになったことから始まる物語。

・原作     :ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「アーヤと魔女」
・企画     :宮崎駿
・監督     :宮崎吾朗
・プロデューサー:鈴木敏夫
・制作・著作  :NHK
         NHKエンタープライズ
         スタジオジブリ

鈴木敏夫プロデューサーのコメント

 コロナの後、世界はどうなるのか? それが現在、いろんな人の一番大きな関心事です。
 映画やテレビだって、それを避けて通ることは出来ません。
 『アーヤ』は、コロナ後に堪えられる作品なのか? ラッシュを見ながら、ぼくは何度も考えました。
 そして、この作品の大きな特徴は、アーヤの賢さだと気づきました。

 賢ささえあれば、どんな時代も乗り越えられる。そう思ったとき、安堵を覚えました。
 『長くつ下のピッピ』が世界一強い女の子なら、『アーヤ』は世界一賢い女の子の物語です。
 憎たらしいけど、何故か可愛いアーヤ。いろんな人に愛されることを願っています。
 ちなみに、アーヤは誰かに似ていると思ったら、この作品の監督である吾朗君そのものでした。
 それを指摘すると、吾朗君は照れ臭そうに、はにかんでいました。

[古川 敦]