JTがタバコを10月に値上げへ! アメスピ600円、メビウス580円など、増税に伴い紙巻127、かぎたばこ22、葉巻18、パイプ3など計173銘柄の値上げを財務大臣に申請~加熱式たばこは今後改めて申請
日本たばこ産業(JT)が30日、2021年10月1日からのたばこ税増税等に伴い、たばこの小売定価改定の認可申請を財務大臣に対し行なったと発表しました。今回、小売定価改定の申請を行なったのは、紙巻たばこ127銘柄、葉巻たばこ18銘柄、パイプたばこ3銘柄、刻みたばこ3銘柄に加え、かぎたばこ22銘柄の計173銘柄。小売定価改定は、財務大臣の認可を受けた後、10月1日より行なう予定とのことです。
国内たばこ市場は、成年人口の減少や高齢化等の構造的要因、喫煙規制の強化などの影響により、販売数量の減少が継続しており、品質・ブランド価値の維持に要するコストは上昇しているとのこと。その中で、同社はこれまでコスト削減に努めてきたものの、今後も販売数量の更なる減少が予想され、品質・ブランド価値を維持することは極めて困難な状況にあるとしています。
こうした中、今回のたばこ税増税(1.0円/本)及び軽量な葉巻たばこの課税方式の見直しに際し、今後のコスト上昇等を踏まえ検討を重ねた結果、各銘柄の品質・ブランド価値を維持し、期待に応えするために、銘柄によっては増税分以上の小売定価改定を行なうことにしたとのことです。同社では「お客様には、大変なご負担をお掛けすることになりますが、今まで以上にご満足いただける品質とサービスの向上に努めてまいります」としています。
なお、加熱式たばこを含む一部銘柄の小売定価改定については、今後改めて申請を予定しているとしています。
【代表的な紙巻たばこの改定価格】
・ナチュラル アメリカン スピリット(20本入) 現行570円 → 改定600円
・セブンスター、ピース(20本入) 現行560円 → 改定600円
・メビウス 現行540円 → 改定580円
・ピアニッシモ 現行540円 → 改定570円
・ウィンストン(キャスター、キャビン) 現行500円 → 改定540円
・キャメル 現行450円 → 改定460円
【代表的な葉巻たばこの改定価格】
・キャメル・シガー 現行400円 → 改定500円
・わかば・シガー 現行410円 → 改定500円
・エコー・シガー 現行400円 → 改定500円
・キャメル・シガー(スリム) 現行380円 → 改定490円