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明日2月3日(木)は節分! 5歳以下には硬い豆やナッツ類は食べさせないよう消費者庁が注意喚起~節分の豆まきの事故に注意! 誤嚥して入院した症例も

[2022/2/2 20:23]

 2022年2月3日(木)の節分を前に、消費者庁では、硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせなないよう呼びかけています。

 奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではない子どもは、硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類などを、のどや気管に詰まらせて窒息したり、小さなかけらが気管に入り込んで肺炎や気管支炎を起こしたりするリスクがあります。また、物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、不意に吸い込んでしまい、窒息・誤嚥(ごえん)(食べ物又は異物が気管に入ること)するリスクがあるとのことです。

 節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど工夫して行ない、5歳以下の子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底するよう呼びかけています。兄姉がいる家庭では、兄姉が豆やナッツ類を食べている際、5歳以下の子どもが欲しがっても与えないように注意しましょう。食べているときは、姿勢をよくし、食べることに集中させ、泣いている時に食べ物をあげるのもやめるよう注意喚起しています。

 消費者庁・国民生活センターには医療機関から、豆やナッツ類の窒息や誤嚥(ごえん)(食べ物又は異物が気管に入ること)による子どもの事故情報として、「上の子が食べていた枝豆を欲しがり、5~6粒を頬張ったところ、激しくせき込み始めたため救急受診した。気管支異物の存在を疑いCT撮影したところ、左気管支に異物を認めた。集中治療室にて全身麻酔下で枝豆1/2粒を除去した。約1週間後に退院となった」(1歳)、「ピーナッツ味噌を4~5粒食べ接種後むせこみゼイゼイ音がしていた。緊急気管支鏡下気道異物除去術を行い5日間入院」(4歳)、「アーモンドを子どもに食べさせていた。口内に残したまま歩行中、もっと欲しがって泣いたところ、むせて咳き込んだ。その後もゼイゼイした感じがあり受診した。右気管支異物により入院6日間」(2歳)などが寄せられています。

 もしも、のどに詰まって窒息してしまった場合は、「背部叩打法」など速やかに応急処置をするように注意喚起しています。

食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!:消費者庁
[古川 敦]