オリックスが「ふるさと優待」などの株主優待を廃止! 「より公平な利益還元を慎重に検討を重ねた結果、今後は配当などによる利益還元に集約」
オリックス(コード番号：8591)が11日、2022年5月11日(水)開催の取締役会で、2024年3月をもって株主優待制度を廃止することを決定したと発表しました。
同社は、オリックスグループの多角化した事業内容に対する理解を深めていもらうことを目的に、2010年より「株主カード」の提示による同グループが展開するサービスの割引優待制度を開始し、2015年からカタログギフト方式の「ふるさと優待」を実施しており、個人投資家に人気となっています。
今回、中期的な方向性を設定し、さらなる事業成長に努めるとともに、株主へのより公平な利益還元のあり方という観点から慎重に検討を重ねた結果、株主優待制度については廃止し、今後は配当などによる利益還元に集約することにしたとのことです。
株主優待制度の廃止時期
1.株主カード
2024年3月31日時点の同社株主名簿に記載のある株主への発送をもって「株主カード」による株主優待を廃止。なお、カード裏面に記載される有効期限(2025年7月31日)までは利用できます。
2.ふるさと優待
2024年3月31日時点の同社株主名簿に記載のある株主への発送をもって「ふるさと優待」による株主優待が廃止されます。
FAQ
Q. 2022年3月31日時点の株主名簿に記載のある株主への優待内容に変更はありますか？
A. 変更ありません。「ふるさと優待」カタログならびに「株主カード」は、2022年7月上旬に発送予定です。
Q. 今回、廃止を決定したことで「ふるさと優待」のAコースのカタログがもらえる時期に変更はありますか？
A. 現在、3年以上継続保有の株主に、Aコース(Bコースよりもワンランク上の商品)のカタログを届けていますが、2024年3月31日時点の同社株主名簿に記載のある株主への発送をもって「ふるさと優待」を廃止するため、Aコースも同様に、2024年3月31日時点で3年以上継続保有の株主への発送が最後となります。2024年3月31日時点で3年未満の場合、Bコースが届きます。
Q. 株式の継続保有期間の算定方法について。
A. 同社の株主名簿確定基準日(毎年3月末、9月末時点)の株主名簿に、同一株主番号で連続して記載のある株主を、継続保有の株主としています。
