8月末閉店「アンナミラーズ」に復刻パイ第二弾「ロッキーロードパイ」が登場! 80年代後半に販売されたプルプル食感チョコカスタードにマシュマロを入れ、ウォルナッツをトッピングしたパイ
井村屋が5日、2022年8月31日(水)をもって閉店する「アンナミラーズ高輪店」で、昔懐かしい復刻パイ第二弾「ロッキーロードパイ」を2022年8月11日(木)から販売しています。価格は1ピース 715円(税込/イートインの場合)。
アメリカ料理とホームメイドパイを提供するレストランチェーン「アンナミラーズ」の日本唯一の店舗である「アンナミラーズ高輪店」は、2022年8月31日(水)をもって閉店となり、6月13日(月)から順次、昔懐かしい復刻パイが販売されるほか、ノベルティ商品の販売も計画されています。
復刻パイ第一弾は、6月13日(月)から1980年代~90年代に販売されていた「ココナッツカスタード」(イートイン価格:税込660円)が販売されていました。今回の復刻パイ第二弾の「ロッキーロードパイ」は、1980年代後半に販売されていた人気商品。プルプル食感のチョコカスタードにマシュマロを入れ、ウォルナッツ(クルミ)をトッピングしたパイです。
「アンナミラーズ」は、1973年に井村屋グループ株式会社の事業会社である井村屋株式会社が「アンナミラーズ青山店」を開店し、アメリカ料理とホームメイドパイを提供するレストランチェーンとして事業展開をおこなっていました。
閉店が決まった「アンナミラーズ高輪店」は、1983年11月30日(水)にアンナミラーズ11番目の店舗としてオープンし、品川駅前 京急ショッピングセンターウィング高輪の2階に入居。同社では「立地条件にも恵まれ40年間多くのお客様にご愛顧いただき、アンナミラーズブランドを世に広める大きな役割を果たしてまいりました」と振り返っています。
リプライや引用RTでコメントしてくれている皆様の思い出の一つ一つ、大事に読ませていただいております (´;ω;`)ウッhttps://t.co/QJ7ZGrHEOU
— 井村屋(株)公式 (@IMURAYA_DM)June 14, 2022
今回、国土交通省より品川駅西口基盤整備事業に伴う移転要請があり、移転対象となる他店とともに退店について合意し協力することになったとのことです。
「アンナミラーズ」の今後については、高輪店同様の集客力が得られる立地候補を検討しているものの、現在のところ新規出店は未定とのことです。なお、全国にアンナミラーズのオリジナル・パイやチーズケーキのファンに向けて、EC販売を中心に商品を購入できるように様々な展開をすすめていく予定としています。
「アンナミラーズ高輪店」閉店日
2022年8月31日(水) 営業時間 8:00~22:00
※諸般の事情により営業時間を変更することがあります。
住所:東京都港区高輪4-10-18 京急ショッピングセンター ウィング高輪2階
アンナミラーズの歴史
アンナミラーズは1973年6月13日(水)に南青山に1号店をオープン。井村屋製菓株式会社(現・井村屋グループ株式会社)初代社長井村二郎氏が外食産業の黎明期にあって、アンナミラーズの代名詞である特色あるアメリカンパイに出会いサンフランシスコにあったアンナミラーズ社と提携し日本展開したのが始まり。
練りパイと言われる食感のあるパイ生地や濃厚なカスタードクリームを使うなど、当時日本にない数々のパイやコーヒーのおかわり無料サービス、アメリカと同じユニフォームなどアンナミラーズが提供したホスピタリティ(おもてなし)の数々は、高度経済成長期にあった生活スタイルに合致し、多くの人々に支持されたとのことです。
青山店を皮切りに自由が丘、目黒、吉祥寺、下北沢など若者が多く集まる立地に出店を重ね、延べ25店舗を数えましたが、生活スタイルの変化などもあり、現在は高輪店のみ営業を継続しています。
同社では「閉店までのあいだ、アンナミラーズ高輪店は開店当時から変わらぬおもてなしでお客様をお待ち申し上げております。何卒、ご愛顧いただきますようよろしくお願い申し上げます」としています。