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パンにのせてトーストすると、スイートポテトの味わい! 1803年創業の老舗和菓子店「亀屋良長」から、「スライスようかん 焼き芋」が今秋も登場

[2022/9/29 16:24]

 亀屋良長株式会社は、今年も秋季限定で「スライスようかん 焼き芋」の販売をスタートしました。

 「スライスようかん 焼き芋」は、パンにのせてトーストするだけで、スイートポテトのような味わいが楽しめることで人気の季節商品。

 1袋2枚入り、価格は550円(税込594円)で、11月下旬頃まで販売予定。亀屋良長本店やデパートの和菓子売場などの実店舗のほか、公式ネットショップで購入できます。

 「スライスようかん 焼き芋」は、パンにのせてトーストすると、まるでスイートポテトのような味わいになるシート状の羊羹。丹波大納言小豆を使用した「小倉羊羹」と焼き芋味の羊羹が半々になっており、1枚で2つの味が楽しめます。

 焼き芋味の羊羹は、焼き芋に自家製キャラメルと生クリームを合わせ、ほんのりシナモンを効かせています。仕上げに、焼き芋味の羊羹には黒ごま、小倉羊羹にはけしの実を散らし、香りを添えています。

 スライスようかんの中央には、アクセントに沖縄の塩を効かせた「焦がしバター羊羹」をのせ、最後まで飽きずに食べられるとのこと。焼き芋味の羊羹は、濃厚な焼き芋に、自家製キャラメルと生クリームを配合し、洋風仕立てで子どもにも食べやすい味に仕立てています。

 食パンにスライスようかんをのせて、パンがきつね色になり、羊羹が少し沸騰するくらいまで焼くのがお店のおすすめです。

「スライスようかん 焼き芋(2枚入り)」550円(税込594円)
小倉羊羹にはけしの実、焼き芋羊羹には黒ごまをトッピング。さらに、中央にこがしバター羊羹
羊羹が少し沸騰するくらいまで焼くのがお店のおすすめ


亀屋良長の「スライスようかん」とは

 1803年創業の京都の和菓子老舗「亀屋良長」は、パンにのせてトーストすると、熱々の小倉バタートーストになる「スライスようかん」を女将の吉村由依子さんが4年前に発案。

 最高級と言われる「丹波大納言小豆」を使用し、小豆の風味も感じられ、最後まで美味しく楽しめる厚み「2.5mm」に職人が1枚1枚、手作業でスライスして仕上げるこだわりで、現在までに総売上数35万袋に上るヒット商品となっています。

 人気商品となった「スライスようかん」ですが、4年前に発売した当初は、1袋に「小倉バター」「ラズベリー」「さつまいも」の3種入りでした。

 ところが、発売してみると「小倉味だけが食べたい」という声が多かったことから、現行の小倉味のみの「スライスようかん (小倉バター)」が定番品に。

 一方で、リニューアル後に「さつまいもが1番お気に入りだったのに」という声も多く寄せられたということで、現在の「スライスようかん 焼き芋」を発売するにあたってはさらに試作を重ね、「さつまいも」から「焼き芋」味に生まれ変わったとのことです。

職人が手作業で1枚1枚、2.5mm厚にスライス
[工藤ひろえ]