1本11万円の「うまい棒」は《げんだいびじゅつ味》! 現代美術家 松山智一がうまい棒とコラボレーション~「松山智一展 FIRST LAST」が3月8日(土)開幕
ニューヨークを拠点とする現代美術家 松山智一(まつやま ともかず)氏が、2025年3月8日(土)から麻布台ヒルズ ギャラリーで「松山智一展 FIRST LAST supported by UNIMAT GROUP」を開催します。松山氏にとって東京で初となる大規模個展となります。
【麻布台ヒルズギャラリーにて まもなく開幕!】
— 【公式】松山智一展 FIRST LAST (@FIRSTLAST2025)March 4, 2025
ニューヨークを拠点に世界を魅了する現代アーティスト、松山智一の東京での大規模個展が開催!
松山智一展 FIRST LAST
会期: 2025/3/8(土)~5/11(日)
会場: 麻布台ヒルズ ギャラリー(麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A MB階)#松山智一展#FIRSTLASTpic.twitter.com/6PshqcTFab
四半世紀にわたって現代アートの本場ニューヨークで活動し、いまや世界が注目する次世代のアーティストのひとりとなった松山氏の日本初公開となる大規模作品15点を含む、約40点が展示されます。松山氏の特異なアイデンティティを通して捉えたグローバルな現代社会のリアリティを、迫力ある色彩と壮大なスケールの絵画で体感できるという展覧会です。
本展のサテライト企画として、麻布台ヒルズ ギャラリー スペースでは、国際的アーティスト松山氏が国内の様々なクリエイターと協業したTribute + Collaboration作品が展示・販売されます。
2002年にニューヨークに単身で渡り、アーティストを志した松山氏にとって、異業種のクリエイティブとの交流は刺激となり、自身の表現にも大きな影響を与えてきました。本企画では現代アートの分野に限らず、ファッション、食、音楽、玩具など、幅広い表現領域で松山氏がリスペクトする表現者とともに作り上げた協業作品を展示・販売されます。
今回、Tribute + Collaboration作品の第二弾として、誰もが目にしたことがある、国民的な駄菓子「うまい棒」と松山智一氏が共同開発し、食を主題にアート作品を発表。さらに、第三弾として、東京を拠点にフィギュアなどの企画・販売を行なうメディコム・トイ社が手掛け、世界的な人気を誇るクマ型ブロックタイプフィギュア「BE@RBRICK」と松山智一氏の最新コラボレーション作品を発表します。
【Tribute + Collaboration 2】「うまい棒 x Tomokazu Matsuyama」
価格:110,000円(税込)※個数限定
展示・販売会場:麻布台ヒルズ ギャラリー スペース(麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1階)
販売方法:麻布台ヒルズ ギャラリー スペースで販売
WEBサイト:https://matzu.net/collaboration/
※Tribute+Collaboration作品の購入には本展のチケットが必要です。
誰もが目にしたことがある、国民的な駄菓子「うまい棒」と松山智一氏が共に作り上げたコンセプチュアルな作品。15円(かつては10円)という安価な設定で知られる「うまい棒」。
「無数にある味から自分の個性や嗜好を表す味を選択する。それは多くの人にとって幼少期の原体験かもしれない。その『うまい棒』からこの度《げんだいびじゅつ味》をリリースすることになりました」としています。
価格は発売当初の価格の1万倍となる「10万円のうまい棒」。特別な加工はない。あるのはコンセプトのみ。ただし50個しか存在しない。広く親しまれた商品にアートという概念を用いて新たな価値を創出することが出来るのか、という問いを社会に投げかけたい松山氏の想いに、販売元の株式会社やおきんが快く応え実現したとのこと。
社会通念上の価値の正体を問いかける行為は、松山氏が自身の作品を介して社会へ問いを投げる行為と通底するものがあります。
【Tribute + Collaboration 3】「BE@RBRICK x Tomokazu Matsuyama」
価格:24,200円(税込)※個数限定
展示・販売会場:麻布台ヒルズ ギャラリー スペース(麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1階)
販売方法:麻布台ヒルズ ギャラリー スペースで販売
WEBサイト:https://matzu.net/collaboration/
※Tribute+Collaboration作品の購入には本展のチケットが必要です。
東京を拠点にフィギュアなどの企画・販売を行なうメディコム・トイ社が手掛け、世界的な人気を誇るクマ型ブロックタイプフィギュア「BE@RBRICK」。様々なアーティストやブランド、企業、キャラクターなどとのコラボレーションを展開しています。
アートと商業性の接点について思考を巡らす松山智一氏は、本展において最新シリーズ「First Last」の代表作《Passage Immortalitas》(2024)のイメージをあしらったBE@RBRICKで、2010年以来二度目のコラボレーションを実現します。
【《Passage Immortalitas》(2024)】
本作品の人物描写は、ルネサンス期の巨匠ボッティチェリの名作《チェステッロの受胎告知》(1489)を参照しています。背景となる室内空間は建築雑誌に登場するインテリア写真を複数組み合わせて作られていて、その中にポテトチップスの空き袋やハローキティ、中国にルーツがある日本の敷物用織物、緞通(だんつう)など無数の記号的要素が描きこまれています。
中央の二人は、いわゆる「受胎告知」のシーンで大天使ガブリエルが聖母マリアに、受胎を告知する瞬間(=キリストの到来のはじまり)を表しており、美術史の中でも多くの芸術家が向き合ってきた聖書のシーンを描いています。
作家プロフィール
松山智一 MATSUYAMA Tomokazu
現代美術家。1976 年岐阜県生まれ、ブルックリン在住。絵画を中心に、彫刻やインスタレーションを発表。アジアとヨーロッパ、古代と現代、具象と抽象といった両極の要素を有機的に結びつけて再構築し、異文化間での自身の経験や情報化の中で移ろう現代社会の姿を反映した作品を制作する。バワリーミューラルでの壁画制作(ニューヨーク/米国、2019 年)や、《花尾》(新宿東口駅前広場、東京、2020 年)、《Wheels of Fortune》(「神宮の社芸術祝祭」明治神宮、東京、2020 年)など、大規模なパブリックアートプロジェクトも手がけている。
近年の主な展覧会に、「Mythologiques」(ヴェネツィア/2024 年)、「松山智一展:雪月花のとき」(弘前れんが倉庫美術館/2023 年)「MATSUYAMA Tomokazu: Fictional Landscape」(上海宝龍美術館/2023 年)がある。2025 年2 月までパリのルイ・ヴィトン財団でも作品を発表している。
展覧会 開催概要
展覧会名:松山智一展 FIRST LAST supported by UNIMAT GROUP
Tomokazu Matsuyama FIRST LAST supported by UNIMAT GROUP
会期:2025年3月8日(土)~5月11日(日) 会期中無休
会場:麻布台ヒルズ ギャラリー(麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階)
開館時間:月・火・水・木・日 10:00~18:00(最終入館17:30)
金・土・祝前日 10:00~19:00(最終入館18:30)
チケット料金(税込):すべて音声ガイド付き
※早得チケット取り扱い窓口:フジテレビダイレクト・ローソンチケット
※オンラインチケット取り扱い窓口:麻布台ヒルズ ギャラリー専用オンラインサイト・フジテレビダイレクト・ローソンチケット
※店頭購入:セブンイレブン、ローソン
※団体割引販売|15名以上の場合は団体割引あり。
平日窓口チケット限定インスタフォロー割:一般/2,100円 専門・大学・高校生/1,600円 4歳~中学生/1,000円
主催:松山智一展 FIRST LAST 実行委員会
特別協賛 :ユニマットグループ
協賛:インベストメントプロパティコンサルタンツ、ジャヌ東京、ジンズホールディングス、南山堂ホールディングス、Moonshot
協力:MATSUYAMA STUDIO
キュレーター:建畠晢(美術評論家)