すき家がみそ汁にネズミの混入を認め謝罪 「発生当初に公表を控えたことで、不安と懸念を抱かせる結果となってしまいました」~当該店舗は24日(月)から約1カ月、改装工事のため一時閉店
ゼンショーグループの牛丼チェーン店「すき家」が22日、鳥取南吉方店で提供した「みそ汁」に異物(ネズミ)が混入していたことに関する報道について、現時点で同社が確認している事実と対策について発表しました。なお、鳥取南吉方店は3月24日(月)9:00~4月21日(月)9:00まで、改装工事のため一時閉店するとしています。
2025年1月21日午前8時頃、当該店舗で利用者から従業員へ、喫食前の「みそ汁」に異物が混入しているとの指摘があり、その場で従業員も目視を行ない、異物が混入していたことを確認しているとのこと。
混入原因について調査を行なった結果、「みそ汁」の具材をお椀に入れて複数個準備をする段階で、そのうちの1つのお椀の中に異物が混入していたと考えられているとしています。当該従業員が提供前に商品状態の目視確認を怠ったため、異物に気付かずに提供が行なわれたとのこと。なお、同店において同様の異物混入の恐れがある商品は、他には提供してないとしています。
当該店舗については発生後すぐに一時閉店し、衛生検査の実施と、異物混入に繋がる可能性のある建物のクラックなどへの対策を講じるとともに、商品提供前の目視確認など、衛生管理に関して改めて従業員に対する厳格な教育を行なったとのこと。また、発生当日の段階で所管の保健所にも相談し、当該店舗は発生2日後に保健所の担当者に現地確認をしてもらった上で営業を再開。全国の店舗に対しても、異物混入を未然に防ぐために提供前の商品状態の目視確認を徹底するよう改めて指示を行なったとしています。
同社では、当該店舗の建物構造と周辺環境が重なった事例と捉えていると説明。外部からの害虫や害獣を阻止することは重要な課題としてこれまでも対策を行なっており、侵入を誘発する食物残渣を含むゴミは冷蔵ゴミ庫に収容するなどの措置を講じているとのこと。
今回このような事案が発生したことで、同社ではさらなる対策の強化が必要と捉え直し、具体的には、外部からの侵入という観点から店舗のクラックの確認を四半期ごとに行なうことを決め、今年1月から開始。今後は害虫や害獣の侵入についてさらに徹底して研究と対策を進めていくとしています。
同社では「発生当初に当社がホームページ等での公表を控えたことで、事後の断片的・間接的な情報により多くのお客様に不安と懸念を抱かせる結果となってしまいました。お客様および関係者の皆様に、ご迷惑とご心配をおかけしたことを改めてお詫び申し上げます」と謝罪しています。
今後同様の事態が再び発生することのないよう、全国の店舗において管理体制の一層の強化に努めていくとしています。
いま食べたい商品の絵を描きました…??
— すき家【公式】 (@sukiya_jp)March 22, 2025
なにか分かりますか?#すき家#クイズpic.twitter.com/QansOxHGBO