【食レポ】シンガポール名物の味を東京で! 7月28日オープンの「威南記海南鶏飯」日本1号店でチキンライスを食す
シンガポールで最も有名なローカルフードであり国民食でもある「チキンライス」の名店「威南記海南鶏飯」が日本へ初上陸。日本1号店は、田町グランパークプラザに7月28日オープンしました。
最寄り駅は田町駅で、芝浦口(東口)を出て泉岳寺駅方面に歩くこと5分ほどの所にお店があります。
今回はオープン前日のレセプションに参加してきました。レセプションパーティはビッフェ形式で、「威南記海南鶏飯」で提供されるさまざまな料理が振る舞われました。
「威南記海南鶏飯」はシンガポールでは庶民的なお店と言われていますが、日本1号店は「料理とお酒を双方楽しめるような空間づくりを目指し、非日常的な空間としてリゾート風の作りにしました」とのこと。デートや会食にも向くおしゃれな空間になっています。
ドリンクコーナーにはシンガポールをはじめとして各種アジア諸国で楽しまれているタイガービールに、シャンパンと言えばすぐに連想されるドン・ペリニヨンも用意されていました。
ドリンクが次々に用意される合間を縫って、厨房内も写真撮影が出来ますとお店の方より案内がありましたので厨房内へと移動すると、沢山の方々がレセプションパーティで頂く料理を手際良く調理するようすを撮影しました。
料理はビッフェ形式だったのですが、看板メニューのチキンライスについては、お願いして通常来店した時に提供される形で作っていただきました。チキンライスはご飯とチキンが別盛りになっていて、調味料はチリソース、“うなぎの蒲焼きのタレのような”との説明をいただいたトイソース、生姜の3種類。
ビッフェ形式で提供される料理はすべてテラススペースで提供されていたので、撮影後はテラススペースへと移動。シンガポールは中華系住民が最も多いこともあって中華料理が基本になった料理が多いのですが、マレー系やインド系など多くの民族が集う都市国家だけあって、料理の中にはカレーや、調味料をふんだんに使った南国系のメニューもあり、料理からも多民族国家の姿が見えてきます。
威南記 海南鶏飯の料理をいただく前に、スッキリとした飲みやすい味わいのタイガービールで喉を潤します。
タイガービールで喉を潤した後は、威南記 海南鶏飯の看板料理であるチキンライスに、“うなぎの蒲焼きのタレのような”と店員さんから説明があったタレを絡めます。鶏肉の旨味が染み込んだ美味しいチキンライスとともに、ソースの旨味がしっかりと感じられる牛肉の黒胡椒鉄板焼きをいの一番に堪能しました。
その後、カリカリとした食感が癖になる有頭海老のシリアル炒めを試食。続いて、ピリ辛でビールがさらに欲しくなるような味付けの海老チリソース、魚の頭を煮込んだ、魚の旨味が濃厚なフィッシュヘッドカレーをいただきました。
味噌のようなコクのある味わいが楽しめる空芯菜のサンバルソース炒めや、玉ねぎがたくさん入って甘みを感じるシンガポール風オムレツなど料理はバラエティ豊か。皮がパリっとしたローストチキンは、チリソースと生姜を組み合わせた調味料と合わせると絶品です。
食後は口の中の油分を洗い流してくれるスッキリとした烏龍茶で〆ました。
今回初めてチキンライス以外のシンガポール料理をいただきました。シンガポールは中華系住民が大半を占めることから料理のベースは中華料理に近いのですが、異文化のマレー系やインド系などの料理文化と混ざりあうことによって、中華料理よりもスパイシーな仕上がりです。インド風のカレーも郷土料理として存在するなど、多民族国家ならではの幅広い料理メニューが楽しめました。
「威南記 海南鶏飯」は、9月には銀座店をオープンする予定です。機会があれば、チキンライスだけではなく、今回食べきれなくて試食していないメニュー、ホッケン・ミーやシンガポールスイーツなども食べにいきたいところです。