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【食レポ】歌舞伎町にローストビーフの存在感満点の油そばが楽しめる「ローストビーフ油そばビースト」が開店

[2015/10/5 04:39]

 「大阪王将」、「よってこや」、「太陽のトマト麺」などを運営するイートアンド株式会社は9月26日(土)、東京都新宿区歌舞伎町にラーメン新業態「ローストビーフ油そば ビースト」をオープンしました。

 「ローストビーフ油そば ビースト」は、油そばにローストビーフをのせた新ジャンルのグルメ系油そばの専門店。「ローストビーフ油そば」の価格は、肉が80gのシングルミートで900円(税込)。ここから3段階の肉増しが楽しめる、肉好きにはたまらない一品とのことで、開店日にお店へ足を運びました。

ローストビーフ油そばビーストは、開店日とあって混雑していました

 ローストビーフ油そばビーストは開店日とあって大混雑。列に並んでいる間に店員さんからメニュー表をが手渡されたので読んでみると、ローストビーフ油そばのほか、ピリ辛味が特徴の辛味噌ビースト、クリーム風味のクリームビーストなども提供されています。ほかに特製ローストビーフ丼1日10食限定もあり。

 メニュー裏面には、夜10時から朝8時までの居酒屋タイムで利用できるローストビーフ皿やおつまみメニューにドリンクメニューもあり、眠らない街歌舞伎町ならではのメニュー構成となっています。10分ほどお店の前に並んだ後は、寿司店のような白木造りの店内へ。

列を待つ間にメニューを見ると、ローストビーフ油そばのほか、辛味噌ビースト、クリームビースト、ローストビーフ丼なども
夜10時から午前8時の時間帯には、ローストビーフ皿やおつまみメニューも提供。夜は油そば居酒屋としての利用も可能
「ローストビーフ油そばビースト」の店内は寿司屋のような清潔感ある作り

 迷いましたが、「ローストビーフ油そばダブルサイズ(肉140g)」1,300円を注文。まずはローストビーフが積み重なった肉山を攻略するべく、ローストビーフからいただくと、ほどよい張りと赤身肉ならではの肉の美味しさがしっかりとわかる仕上がりで、本格的なローストビーフが楽しめます。

今回は「ローストビーフ油そばダブルサイズ(肉140g)」を選択
ほどよい柔らかさのローストビーフが山のように積まれ、麺はまったく見えません

 赤身肉ならではの肉々しい美味しさが味わえるローストビーフを楽しんだ後は、肉山を崩して麺を楽しむことに。ローストビーフの下に潜む太麺はしっかりとコシがあり、甘く旨味のあるタレと絡んで美味しいのですが、油そばならではのジャンクさはほとんど感じられない素直な味わいです。

 素のままでは油そばとしてあまり特徴を感じられませんでしたが、卓上にある茎わさびを適量投入することで辛さで味がしまり、茎わさびがあると無いとでは味の深みが格段に変わります。辛いのが苦手な方でなければ様子を見ながら少しづつ投入して食べ進めていくことをオススメします。

ローストビーフの山を崩すと麺が顔を出します
「ローストビーフ油そば」はコシのある太麺に、甘く旨味のあるタレが絡んで美味しいものの、油そばならではのジャンク感があまり感じられません
卓上の茎わさびを投入すると、辛味によって味がしまります

 「ローストビーフ油そば」とあわせて今回は「肉ごはんセット」350円を注文。肉ごはんには、ローストビーフ油そばに使われるローストビーフを細かく切ったものがのっています。肉々しくほどよい食感の赤身肉と甘辛いタレが混ざった肉ご飯は当然美味しく、するすると食べきることができました。

量は控えめの肉ごはんセットは、ローストビーフを細かく切ったものがご飯にのった一品

 今回「ローストビーフ油そばビースト」で看板商品の「ローストビーフ油そば」を注文しましたが、店名にもなっているローストビーフは美味しく楽しめました。まぜそばのタレが、人気のラーメン店やまぜそばのお店で楽しめるようなジャンク感がなく、個人的にはあっさりと特徴が少ない素直なタレの味だった点は気になりました。

 大人をターゲットとした「ローストビーフ+油そば」が看板なだけに、ジャンク感で押すのではなく肉の満足感にポイントを置いたメニューに仕上げられているようです。

 メニューはほかに、「辛味噌ビースト」や「クリームビースト」のような亜種の油そばメニューも用意されているので、機会があれば他の油そばメニューも試してみたいと思います。

[池延大栄(大帝オレ)]