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コメダ珈琲店に酷似でマサキ珈琲中島本店が使用差し止め仮処分~コメダへのフランチャイズ加盟を断われた後に開店
[2016/12/28 12:50]
コメダホールディングスは27日、ミノスケが営業するマサキ珈琲中島本店が、コメダ珈琲店の郊外型店舗と店舗外装、店内構造及び内装などが酷似しているとして、店舗外観等の使用差止等を求める仮処分命令が東京地裁から発せられたと発表しました。
コメダは、以前ミノスケからコメダ珈琲店のフランチャイズに加盟申請があった際に、諸般の事情からこれを断り、その後ミノスケがマサキ珈琲中島本店を開業した際に、コメダ珈琲店の郊外型店舗と酷似する店舗外装、店内構造及び内装並びに什器・備品を用いたものであるとの理由で、ノスケに対して当該行為を中止するよう書面で申し入れたとのこと。
しかし交渉に進展はなく、2015年5月14日に、東京地方裁判所にミノスケのマサキ珈琲中島本店の営業行為が、コメダの著名若しくは周知性を有する営業表示を使用した不正競争行為に該当することを理由として、その使用差止等を求める仮処分命令の申立たとしています。
東京地方裁判所は、2017年12月19日付で、店舗外装、店内構造及び内装にかかる部分について、コメダの申立を認め、不競法2条1項並びに同法3条1項に基づき、仮処分命令を発令しました。仮処分命令では、飲食店営業上の施設として店舗用建物を使用してはならず、印刷物やWebサイトでも店舗用建物の写真及び絵を使用してはならないとしています。