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新横浜ラーメン博物館に平成最後の新店として、博多・薬院「八ちゃんラーメン」が3/6(水)オープン! 本店1店舗のみで50年間営業してきた人気店

[2019/2/21 20:20]

 新横浜ラーメン博物館は、2019年3月6日(水)に開館25周年を迎えます。その記念すべき日に、博多・薬院の「八ちゃんラーメン」が平成最後の新店としてオープンします。

 「八ちゃんラーメン」は、新横浜ラーメン博物館オープン前から誘致を続けていたという、博多とんこつラーメンの名店。1968年の創業以降、50年間本店のみでの営業を続けています。

 ホームページがなく、基本的には取材も受けていないため、ガイドブックなどにも載ることがありません。さらに、夜21時~深夜2時半のみと営業時間がかなり特殊であるにも関わらず、地元のみならず、県外からも連日連夜多くの人が訪れています。

博多・薬院「八ちゃんラーメン」外観。営業時間は夜21時~深夜2時半

 「八ちゃんラーメン」のラーメンは、超濃厚な味が最大の魅力。スープは専用の羽釜を使用し、大量の豚骨を贅沢に使用した豚100%のスープです。

 高火力で長時間絶えずかき混ぜながら、髄も骨も溶けるまで徹底的に煮出すことで旨味を濃縮した「超濃厚スープ」は臭みがなく、香ばしくトロっとしているのが特徴。

豚100%のスープは、高火力で絶えずかき混ぜながら、髄も骨も溶けるまで徹底的に煮出すことで旨味を濃縮

 麺は、博多ラーメンでは珍しい平打ちの極細麺で、超濃厚なスープが麺に良く絡みます。

 主役はあくまでもスープなので、具材はシンプルに、青ネギとチャーシューのみ。おろしにんにくや紅生姜を入れて、味の変化を楽しむこともできます。

超濃厚なスープが平打ちの極細麺に良く絡みます

 八ちゃんラーメンのもうひとつの看板商品が「一口餃子」。首都圏の餃子は一般的に約8cmですが、八ちゃんラーメンの餃子は3cmとかなり小さめで、おそらく博多の一口餃子の中でも最小クラスとのこと。

 具材は博多の一口餃子の特徴である玉ねぎをメインに豚ミンチなどを合わせて丁寧に手包み。外はカリカリ、中はふわっとした食感で、常連客の中には餃子だけを食べに来る方もいるという逸品。

パリパリできつね色の焼面が食欲をそそる、もうひとつの看板メニュー「一口餃子」
[工藤ひろえ]