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「まんぷく」効果も!? 「チキンラーメン」ブランドが発売60周年目に史上最高売上を達成

[2019/3/4 12:49]

 日清食品が4日、同社の創業ブランドである「チキンラーメン」が、2019年3月1日(金)に売上高の最高記録を更新し、2018年度は史上最高の売上を達成したと発表しました。

 1958年8月25日に発売した世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」は、日清食品の創業者・安藤 百福(あんどう ももふく)氏が、「お湯があれば家庭ですぐに食べられるラーメン」の開発を目指し、自宅の裏庭に建てた小屋で丸1年間、1日の休みもなく研究を続け、数々の苦難を乗り越えて発明されました。

 「チキンラーメン」とともに産声をあげたインスタントラーメンは、日本だけでなく世界の食文化を革新し、今や世界総需要が年間1,000億食を超える一大産業に成長を遂げています。同社は、「チキンラーメン」ブランドの史上最高売上達成を目標に、2017年度から2年がかりでさまざまな施策を展開。袋麺市場が長期縮小を続ける厳しい環境の中、斬新なブランドコミュニケーションや積極的な販促活動によって、定番の「チキンラーメン」が大きく売上を伸ばしたとのこと。

 さらに、シニア世代への新提案「お椀で食べるチキンラーメン 3食パック」や若年層がターゲットの「チキンラーメン 具付き3食パック アクマのキムラー」など、新たな需要を開拓する商品が好評を博し、発売60周年の記念すべき年に史上最高売上を達成することになったとしています。

 また、現在、平成30年度後期のNHK「連続テレビ小説」で、安藤百福さんとその妻・仁子(まさこ)さんがをモデルとした「まんぷく」が放送されていることも一因になっていると思われます。

 同社では「『チキンラーメン』ブランドは、これからも話題を呼ぶ商品づくりとプロモーション展開で、『100年ブランド』の実現に向けてさらなる進化を続けていく」としています。

[古川 敦]