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キリンが2Lペットの国内最軽量を0.6g更新! 口部軽量化の実現で年間約107トンのペット樹脂と約375トンのCO2削減が可能

[2019/3/20 19:34]

 キリンビバレッジが20日、2Lペットボトルで現在国内最軽量である28.9gを、口部軽量化によって28.3gへと削減し、国内最軽量を更新したと発表しました。このペットボトルは、2019年4月より「キリン アルカリイオンの水」で使用が開始されます。

 今回新たに導入される28.3gの国内最軽量2Lペットボトルは、キリン株式会社パッケージング技術研究所との協働により、口部のネジ山をより細くし、ネジの長さを削減するなど、ネジ部の改良により軽量化に成功したとのこと。このペットボトルを導入することで、年間約107トンのペット樹脂と、約375トンのCO2削減が可能としています。

 同社は、従来より環境負荷低減を目指した活動に取り組んでおり、環境配慮型容器の開発では、2003年6月に「アルカリイオンの水」2L ペットボトルに「ペコロジーボトル」を導入し、従来の63gから42gまで軽量化。2005年3月には、「ペコロジーボトル」の採用を「キリン 生茶」「キリン アミノサプリ」2Lペットボトルにも広げ、2008年4月からは「キリン 午後の紅茶」1.5L PETボトルにも導入されています。

 2010年11月には「ペコロジーボトル」をさらに35gまで軽量化し、持ちやすく注ぎやすいユニバーサルデザインを実現したNew「ペコロジーボトル」を全ての家庭用2Lペットボトルに導入。さらに、2015年3月には「アルカリイオンの水」2L ペットボトルについて新デザインを採用し、持ちやすく、使いやすく、廃棄しやすい「ペコロジーボトル」へと進化させ、28.9gを実現しています。今後も、より一層の軽量化を目指すとしています。

[古川 敦]