フード

十二堂えとやがふりかけ「梅の実ひじき」の製造を休止 梅の仕入元が中国産を大分県産などと偽装~「食品衛生上の問題は一切なし。十二堂えとやの味はこれまでどおり」

[2019/9/13 12:51]

 十二堂えとやが12日、太宰府の名物ふりかけ「梅の実ひじき」の製造を休止すると発表しました。「梅の実ひじき」は福岡県・太宰府市で海産物店「えとや」を創業した際に太宰府ブランドとして考案した商品。しそ風味の肉厚ひじきのモチモチ感に加え、梅のカリッとした歯ごたえで飽きのこない味のふりかけに仕上げられています。特に、梅の食感を感じていただこうと名前も「梅の実ひじき」にしたとのこと。

梅の実ひじきCM

 今回、原材料を仕入れていた加工会社が、一部、中国産の梅を使っていたと報道され、現時点では、中国産の梅が同社の商品にも混入していたのか、その程度についても調査中であり、明らかではないものの、消費者に説明ができるようになるまで、しばらくの間、「梅の実ひじき」の製造を休止するとしています。

 同社では「まずは、食品衛生上の問題は一切ございませんし、十二堂えとやの味はこれまでどおりですので、ご安心頂きたいと思います」とする一方で、「私たち十二堂えとやは、歴史と文化の香り漂う九州・太宰府を拠点とし、全国の皆様に美味しさをお届けして参りました。そして、美味しさはもちろんのこと、香りや味を通して太宰府の洗練された空気を感じていただきたいとのこだわりを持って参りました。この私どもの思いが裏切られ、何より、ご愛用いただいた皆さまのお気持ちを損なう結果となってしまったことについては、深くお詫びいたします」と謝罪しています。

[古川 敦]