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通常の「ブラックサンダー」の約86倍の2,800円! クラファンで4時間で完売した「至高の生ブラックンダー」が本日19日(火)18時から100セット追加販売

[2019/11/19 15:47]

 有楽製菓の「ブラックサンダー」といえば1994年発売開始、今年で25周年を迎える、ココアクッキーとプレーンビスケットをチョコレートでコーティングしたお菓子。ザクザクとした食べ応えのある食感の丁度良いボリュームで、1本30円(税別)という手頃な価格で人気です。年間出荷数(シリーズ商品を含む)が過去最高の2億本(2018年度同社調べ)を突破しています。

“おいしさイナズマ級”“若い女性に大ヒット中”「ブラックサンダー」(税別30円)

 そんな、「ブラックサンダー」の約86倍の2,800円(税込)の「Makuake限定仕様の至高の生ブラックサンダー1箱(ガーナ×1本、トリニダード・トバゴ×1本)がリターン品の「本当は本命で使って欲しい。カカオ感&生チョコを使った至高の生ブラックサンダー」プロジェクトが、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」2019年11月6日(水)より開始されると、わずか4時間で500セットが完売。目標金額の380%となる190万円の支援を達成しました。

 同社では、予想以上の反響で、購入する事が出来なかった人からの再販リクエストを受け、急遽100セットの追加販売を決定。11月19日(火)18時から販売されされます。なお、生産の都合上、Makuake限定特製お礼状の封入はないものの、もう一つの特典である「至高の生ブラックサンダー」への金粉塗布はされます。

 税込価格は4,100円(本体2,800円+クール便送料)。発送は2020年2月中旬が予定されています。

 「至高の生ブラックサンダー」は、2015年の発売以降、毎年バレンタインの時期に東京駅構内のポップアップストア「ブラックサンダー義理チョコショップ」のみで限定販売されていた商品。販売期間やエリアも限定で、希少性も高く、見た目はブラックサンダーのごつごつした無骨感とは違い、「ショコラトリーの高級チョコレートに引けを取らない洗練さを身に纏っていると自負している」(同社)とのこと。

2019年2月発売の「生ブラックサンダーエレガント」

 今回クラウドファンディングを利用して「至高の生ブラックサンダー」の販売を思い立った経緯については、販売金額も関係しており、過去に販売してきた生ブラックサンダーは収支の面では赤字だったそうです。しかし、販売数量も販売期間も限定することで「ブラックサンダーを愛してくれるお客様に楽しんでいただきたい」と、何とか販売してきたとのこと。

 ただ、美味しさを追求するあまり原料にもこだわり、手作業で1本1本を心を込めて作ってきたため、年々赤字がかさむ様な事態になってしまい、赤字と分かっている商品を売り続ける事に対して、社内の会議で生ブラックサンダーを起案しても、風当たりが強くなってきているのが現状だそうです。

 “赤字にならずに、尚且つ全国のお客様に生ブラックサンダーを届ける”、そのミッションを実行するために辿り着いたのが、クラウドファンディングで、25周年という節目を迎えるに辺り、前回の「生ブラックサンダーエレガント」を上回る「至高の生ブラックサンダー」を、今まで応援してくれた人々にクラウドファンディングを通じて届けたいとしています。

 今回販売される「至高の生ブラックサンダー」は、ココアクッキーとプレーンビスケットを組み合わせたザクザク食感のブラックサンダーの上に、濃厚なミルクチョコレートとフランス産ミルクを配合したホワイトチョコレート、北海道産生クリーム使用したガナッシュ(生チョコレート)をのせています。さらに、アクセントにブランデーを使用することで深い味わいが生み出されています。

 外側のコーティングチョコレートにはそれぞれ産地が異なるシングルビーンズを使用し、2種類の異なる風味が楽しめます。シングルビーンズには、日本でなじみ深くバランスのよい「ガーナ産カカオ」、独特のスパイス感を持ちながらもすっきりとした味わいの「トリニダード・トバゴ産カカオ」が使用されています。特製化粧箱のパッケージで届けられます。

[古川 敦]