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12万円の史上最高の牛丼用どんぶりが誕生! 吉野家が創業120周年記念で「和樂」とコラボした「The Kyodon(ザ・京丼)」三部作を本日26日(木)発売~金とプラチナで絵付け

[2019/12/26 18:39]

 今年創業120周年を迎えた吉野家が、公式通販ショップで、史上最高という牛丼用のどんぶり「The Kyodon(ザ・京丼)」三部作(散花・陽空・時線)を、2019年12月26日(木)11時に数量限定で販売開始しています。

 「散花(さんか)」、「陽空(ようくう)」、「時線(じせん)」各4個ずつ計12個限定で、販売価格は各12万円(税別)となっています。

 吉野家は創業以来120年に渡り、食事を美味しく・豊かにするためにどんぶりをはじめ食器や食材にこだわりを持ち続けているとのことで、現在、牛丼を提供する際は有田焼のどんぶりが使用されています。

現在使用されている有田焼のどんぶり

 今回、販売される「The Kyodon」三部作は、小学館「和樂」とのスペシャルプロジェクトによって誕生した豪華絢爛な牛丼用どんぶりで、「かつて誰も見たことのない創業120周年にふさわしい豪華絢爛などんぶり」としています。

 「The Kyodon」の制作は、「和樂」と数々のコラボレーションを展開する京都で活躍中の陶芸家・川尻潤氏が手掛け、三部作はいずれも祝祭感あふれるオレンジや赤で彩色し、その上に本物の金とプラチナで絵付けが施されています。歴史ある牛丼用のどんぶりがアートに昇華された「The Kyodon」は個数限定で販売されます。

「散花(さんか)」

 吉野家のオリジナル丼の図柄の中で最も印象的な、花の絵を抽出したデザイン。

【川尻氏コメント】
 花の文様は王道ですし、やはり幸福のイメージがあります。創業120周年のおめでたい企画なので、桜と菊の花を、金とプラチナで存分に散りばめました。こちらも4列に並んでいる花の数は、すべて12個ずつなんですよ。

「陽空(ようくう)」

 吉野家のオリジナル丼をオマージュした作品。名前は空に照らされる輝かしい太陽がイメージです。

【川尻氏コメント】
 長く人々に愛されている吉野家の丼を、私なりに解釈しました。オリジナル丼の図柄を簡略化し、金で描いているのですが、出てくる花の数は創業120周年にちなんで12個にしています。高台はプラチナで塗りました。

「時線(じせん)」

 三作品の中で最もモダンなデザインで、線が効いているのと、どこか時代を超えた作風から、「時線」と名付けられました。

【川尻氏コメント】

 吉野家オリジナル丼にある格子柄からデザインを発展させたんです。線だけど単調になりそうだったので、弧と組み合わせて幾何学を描いてみました。すると、どこかアールデコなムードも出てきて面白いなと。これは見込みの上部に入れた山型の文様が12個あります。

陶芸家・川尻潤氏

 京都市生まれ。先祖は九谷焼の前田藩御用窯、実家は江戸時代から続く清水焼の窯元の4代目で、東京藝術大学でデザインを専攻後、陶芸家・美術家として活躍する。学生時代から吉野家のヘビーユーザーであり、大ファンでもある。

[古川 敦]