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豆袋がほっこりとしたポップなデザインに! コメダ初の就労継続支援事業所デザインの豆菓子パッケージが登場~豆菓子はひとつ10円でおかわり可能

[2020/3/13 13:46]

 全国にフルサービス型の喫茶店を展開するコメダ(2020年2月末時点、グループ店舗数:896店舗)が、全国のコメダ珈琲店でドリンク注文時にサービスで付いてくる豆菓子のパッケージを、季節限定で、就労継続支援事業所「ミナトマチファクトリー」デザインで提供しています。

ドリンク一杯につき1つサービス

 豆菓子のパッケージは、これまでにも季節や行事に応じてデザインが変更されていますが、障がいを抱える人の就労を支援する事業所とのコラボレーションは初とのこと。第1弾は2020年5月上旬までの予定で、なくなり次第終了。第2弾以降は順次展開するとしています。

 コメダでは、2017年より、FCオーナーの繋がりからミナトマチファクトリーを利用するデザイナーがイラストポスターを制作し、協賛FCオーナー向けに限定販売、店内に飾る取り組みを行なっています。今回、この取り組みの縁から、同事業所に豆菓子パッケージ制作について声をかけ、障がいを抱えた人の作品だからではなく、温かみのある線画のタッチと、コメダらしい安心感、ほっこりとしたイメージが豆菓子パッケージにぴったりであることから、春夏秋冬の4種を採用したとのこと。

店内で飾られているポスター

 今回、公表した背景には、まずは純粋にパッケージを楽しんでもらい、作品を通して障がいを抱える人を知ってもらうことで、平等な評価と働きがいに繋げていきたいという想いがあるとしています。

 コメダ珈琲店では、これまでも「お店の中で小さな季節の変化を感じていただきたい」という想いから様々なパッケージを提供しており、今回のパッケージでもその想いは変わらず、四季のある日本だからこそ見られる季節感を味わい深い線画とポップな色味で表現されています。現在提供されている第1弾は、流れる桜吹雪から淡い春を感じられるパッケージとなっています。

春の新パッケージ

 コメダの豆菓子は、創業当初からのサービスで、モーニングの利用を除き、ドリンクを注文すると提供されます。名古屋ならではの「オマケ文化」に由来するサービスで、少し塩味が付いた豆菓子はお茶請けにぴったり。もう少し食べたいな、という時にはひとつ10円でおかわりもできます。

 コメダでは、今回の豆菓子パッケージ採用後も、障がいの有無はもちろん、国籍や人種、性別、年齢、会社の規模などに依らず、良いアイディアや作品を広く採用していくとのこと。そうすることでSDGs(持続可能な開発目標)「10:人や国の不平等をなくそう」に貢献し、平等・公平な社会の実現を目指しているとしています。

“心にもっとくつろぎを”プロジェクト一例

豆菓子パッケージ制作会社概要

 「みなとまち佐世保で、みんなとまち(社会)をつなげる役割を果たしていきたい」という想いのもと、様々なクリエイターやデザイナーとコラボしながら、商品の企画・開発から、デザイン、製造、販売まで一貫体制で行なっています。

会社名  : 就労継続支援B型事業所 MINATOMACHI FACTORY
       (ミナトマチファクトリー)
代表者  : 代表取締役 石丸 徹郎
本社所在地: 長崎県佐世保市本島町4-26-4F
創業   : 2015年(平成27年)
URL    : https://www.for-all-product.com/minatomachi-factory
事業内容 : 障がい者就労支援事業。

[古川 敦]