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本当に飲めるよ! 悪臭の先にある美味しさ!? ドリアン香るクラフトビールをサンクトガーレンが4月1日限定販売~発売を躊躇したのも、1度や2度ではない… [エイプリルフール]

[2020/4/1 08:33]

 サンクトガーレンが、フルーツの王様ドリアンを使用したビール「ドリアンIPA(アイピーエー)」を2020年4月1日(水)24時間限定で販売します。内容量は330mlで、価格は2本セット 1,710円~(クール便送料込・税別)。

 サンクトガーレンは湘南ゴールドオレンジやパイナップル、リンゴなど季節の果物を使ったフルーツビールを数々製造販売しています。そんなサンクトガーレンが今回チャレンジしたのがドリアン。

 ドリアンはフルーツの王様でありながら強烈な臭いをもつことでもお馴染みで、ホテルやバスなど公共の場への持ち込みが禁止されているところもあるほどです。

 初めてのドリアンは“臭い”よりも“痛い!”というのが正直な感想とのこと。棘はとても鋭く堅く、素手では持てません。加工作業はまさに解体。包丁は簡単に入らず、工具まで用いたそうです。

 ドリアンの棘を踏むと靴底に穴があくとか、車がパンクするとか、落下した実が下にいた人にぶつかり死亡した事例もあるとか…。

 堅い殻を開けると漂ってくる香りは、例えるなら、温泉…、ガス漏れ…、玉ねぎ…!!というのが、スタッフ全員一致の意見で、別の階にいても分かるほどの物凄い強烈さ…。

 でも食べてみると、強烈な香りとは裏腹にバナナのように濃密な舌触りと、マンゴーやメロンを思わせるような甘さがあり美味しいとのこと。多幸感ある触感と味わいで、まさに“地獄の匂いと天国の味をもつ果物”。

 今回のビールはドリアンの個性を“程良く”残しながら、ビールとして楽しめるギリギリのバランスをとることに苦心。ドリアンを頬張ったときの南国フルーツ特有の甘い風味を後押しするため、ホップにはトロピカルな香りが特徴のエクアノットとモザイクという品種を使用。小麦麦芽とオーツ麦を30%使用したクリーミーな飲み口はドリアンの食感をイメージしたとのこと。

 通常、サンクトガーレンのフルーツビールは果物をたっぷり使っておりあ、例えば現在発売中のアップルシナモンエールでは1回の醸造に500個のリンゴが使用されています。でも、今回使用したドリアンは、たったの5個。瓶1本あたりのドリアン量は約0.8gですが、存在感は抜群で、栓を開けると漂う香りは…。

 実際、臭いです。試作の段階で発売を躊躇したのも、1度や2度ではなく、でもそれは \#ぜんぶドリアンのせいだ/ と覚悟して、発売することにしたとのこと。「悪臭の先にある美味しさや、楽しさをお届け出来れば幸いです」としています。

【商品名】ドリアンIPA
【内容量】330ml
【アルコール】7%
【賞味期限】2020年6月30日(要冷蔵)
【原材料】麦芽、ホップ、オーツ麦、ラクトース、ドリアン、バニラ
【販売場所】サンクトガーレンのネットショップ限定
【価格】2本セット 1,710円~(クール便送料込・税別)
【販売期間】2020年4月1日(水) 24時間限定。時間内でも3,000本が完売した時点で終了。
      ※ここ数年は夕方前に完売してしまうことが多いとのこと

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[古川 敦]