「いきなり!ステーキ」米国事業会社が倒産法第7章を申請　3月18日より米国全店休業～負債総額は約30億円。「営業再開の目処立たず、損失解消の見通しも立たないため」

　「いきなり!ステーキ」や「ペッパーランチ」などを展開するペッパーフードサービスは、連結子会社であるKuni's Corporationが、2020年7月3日(米国時間)、米国連邦倒産法第7章に基づく破産の申立てを行なったと発表しました。負債総額は約3,000万ドル(予定)。

　Kuni's Corporationは、米国で「いきなり！ステーキ」事業として、2018年までに11店舗を展開していましたが、同年より業績不振が続き、既に7店舗を閉店し、残る4店舗の営業を継続し、ペッパーランチ事業への業態転換(2店舗)など様々な施策を行なっていたものの、業績不振が継続し、さらに新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け、さらなる売上の減少などが生じ、2020年3月18日より全店休業となっているとのことです。

　新型コロナウイルスの見通しも不明確であり、再流行の懸念も払拭できない中で、営業再開の目処は立たず、損失を解消する見通しも立たないことなどから、現地裁判所に米国連邦倒産法第7章に基づく破産手続を申請することにしたとしています。