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真っ赤なトマトのあんこ!? 餡とどら焼きメーカーの茜丸が創業80周年記念「太陽のトマトあん」を発売~イタリア産トマト使用でインパクトのある色と香りのあんこ界の風雲児

[2020/9/10 19:43]

 創業80年の老舗の餡とどら焼きメーカーの茜丸が、創業80周年記念商品第一弾として、イタリア産トマトを使用した業務用餡「太陽のトマトあん」を発売しました。茜丸業務用あんこ販売店で、一般の人でも購入可能です。内容量は500gで、価格は681円(税込)。

丸く成型すれば、まるで湯むきしたトマトみたいに

 「太陽のトマトあん」は、イタリア産トマト使用。フレッシュで瑞々しい風味と、トマトのこく、さわやかな甘さが、これまでにない餡とのこと。色味にもこだわり、太陽をたっぷり浴びて完熟したトマトをイメージして、鮮やかな赤い色に仕上げられています。使用感はなめらかで、絞り出しにも向いているとのことで、丸く成型すれば、まるで湯むきしたトマトのように見えます。

 原材料は生餡(いんげん豆)、砂糖、還元水飴、トマトピューレー、トマトパウダー、香料、着色料。

 茜丸は、国産の原材料にこだわった餡の数々を常時70種類以上製造しており、ラムネ、マンゴー、ラブレ乳酸菌あんなどユニークな商品を多々販売しく、近年は香港やシンガポールなどにも商圏を広げています。今回、発売される「太陽のトマトあん」は、企画段階で社員も半信半疑だったというトマト味のあんこ。

 目指したことは、「豆の味を完全に消しつつ豊かな味わいは残す」、「トマトのきれいな色を再現する」。そのためイタリア産のトマトピューレ、トマトパウダーの割合はこれまでのあんこではありえないほど高くしたとのことです。SNS映えを意識し、赤色の餡がなかったことから、開発した経緯もあるとしています。

 くっきり濃い色が印象的なので、あんぱんの生地をトマト味、またはバジル入りにするなど、あんぱんらしからぬアイデア実現も可能。また、ケーキなどの洋と、和の食材とのコラボのために「トマト」のあんこになって歩み寄るとのこと。新しいケーキのトッピングに、いちごではなく、ミニトマトというのも楽しそうです。

レシピ例

トマトあんとブラックオリーブのフォカッチャ
[古川 敦]