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【食レポ】松屋で「お肉たっぷり牛鍋膳」! 味変用の6つの小鉢からとろろと大根おろしを注文、タレが煮詰まってもみぞれ鍋で最後までさっぱりウマウマ!

[2020/10/26 10:21]

 牛めし・カレー・定食でお馴染みの「松屋」では、10月20日から、「お肉たっぷり牛鍋膳」を発売中です!

 昨年の「お肉たっぷり牛鍋膳」は、半熟玉子または生玉子ですき焼きのように楽しむ鍋定食でしたが、今年の「お肉たっぷり牛鍋膳」は、付属の玉子が生玉子オンリーになったものの、新たに小鉢が1つ付きました!

 しかも、小鉢はキムチ、カレー、チーズ、とろろ、大根おろし、牛皿の6種類から1つ選択可能!

 いずれも鍋の“味変”が楽しめる食材のため、毎回違う小鉢を選択することで、毎回新しい味が発見できそうな鍋定食メニューとなっています!

 価格は、ライス・みそ汁・生玉子・選べる小鉢付きで、「お肉たっぷり牛鍋膳」が690円、肉が1.5倍の「お肉どっさり牛鍋膳」が830円。単品でも注文可能で、鍋単品が600円、肉1.5倍の鍋単品が740円。なお、鍋単品にも生玉子を選べる小鉢1つが付きます。価格はすべて税込み。

 オプションとして、牛鍋膳注文時に追加注文可能な「生野菜セット」100円、「追加小鉢(キムチ、カレー、チーズ、とろろ、大根おろし、牛皿)」100円も用意されています。

 ということで今回は、選べる小鉢で味変が可能になった「お肉たっぷり牛鍋膳」を食べに「松屋 秋葉原店」へ!

「松屋 秋葉原店」は、秋葉原駅昭和通り口から徒歩3分ほど

 食事を楽しむ前に「松屋 秋葉原店」の新型コロナウィルス対策状況を再確認!

 前回訪問した時と同様、カウンター席は隣席との間に飛沫対策用のアクリル板、BOX席は向かいの席との間に仕切り板が設置されています。カウンター、BOX席とも手指消毒用アルコールも設置されていて、対策は完璧!

BOX席もカウンター席も対策済みですが、一人ならカウンター席がオススメ!

 昨年「お肉たっぷり牛鍋膳」を食べた際には、牛鍋が煮詰まってくるとタレの塩気がキツイなぁと感じました。最後までアツアツが楽しめる分、どうしても煮詰まってしまうのは避けられないところ。

 そんな経験を踏まえてさっぱり牛鍋を楽しめる組み合わせを考えた結果、「お肉たっぷり牛鍋膳」の選べる小鉢は「とろろ」を選択! さらに、+100円で「追加小鉢(大根おろし)」を注文!

「お肉たっぷり牛鍋膳(小鉢はとろろ)」690円+「追加小鉢(大根おろし)」100円をオーダー

 メインの牛鍋はもちろんアツアツ!

 固形燃料のコンロに載って登場する鍋は、注文してから10分前後はアツアツのまま楽しめます!

牛鍋は具たくさんでアツアツ!
固形燃料は10分前後燃え続け、アツアツも長持ち

 アツアツに煮えた牛肉は、お肉と脂身の風味がバランス良く楽しめて、食感が意外なほどに柔らか!

 松屋特製のすき焼きダレで茶色く染まる玉ねぎは柔らかく煮込まれて、甘じょっぱいタレに負けないくらいに甘さが際立ちます!

牛肉と玉ねぎは鍋仕立てなので、時間が経つにつれてご飯との相性の良さがUP!

 続いてタレ色に豆腐が染まったタイミングで口にしてみると、熱々かつみずみずしい豆腐ならではの美味しさはそのままに、甘じょっぱいタレが馴染んでこちらもウマー!

豆腐はタレ色に染まったタイミングが食べごろ!

 牛肉、玉ねぎ、豆腐ともども甘じょっぱいタレの風味が染み込んでいることもあり、ハリのある炊き加減のご飯との相性も最高!

 モリモリと食が進みます!

牛鍋は濃いめな味付けなのでご飯を食べるペースも急上昇!

 豆腐に味が染み込むころになると、牛肉や玉ねぎからは塩辛さを感じるほどにタレの風味が染みているので、このタイミングで生玉子の準備をすることをオススメ!

 タレの風味が芯まで染みた牛肉や玉ねぎを生玉子にくぐらせることで塩気が和らぐ上に、黄身のコク、白身の淡白な風味がプラスされて旨味と後味のキレの良さがUP!

豆腐に味が染み込んだタイミングで生玉子を使って食事をスタート!

 ここまでは去年の「牛鍋膳」の楽しみ方と変わりありませんが、2020年版「牛鍋膳」として楽しむために「とろろ」を牛鍋の中へと投下! 牛鍋の中に「とろろ」を投下したら、鍋全体に「とろろ」が馴染むようにかき混ぜていきます!

具が煮詰まってきたタイミングで「とろろ」を投入!

 「とろろ」が牛鍋全体に馴染んだタイミングで牛鍋を食べてみると、「とろろ」のねばーる食感によってタレの風味やそれぞれの素材からにじみ出た旨味が全体に馴染みやすくなる上に、お肉からにじみ出た脂っこさが適度に薄れて後味さっぱり!

「とろろ」を入れるとタレと具材の密着度が高まる上に、適度に脂っこさが薄れる点が好印象!

 ちなみに「とろろ」には煮詰まったタレの塩気を軽減する効果はありません。味の濃さを軽減するには、溶き玉子を絡めてどうぞ!

「とろろ」はタレの塩分を薄める効果はありません。溶き玉子を絡めて

 続いて、オプションで注文した小鉢「大根おろし」を投下! 鍋全体に馴染むように混ぜて、みぞれ鍋風に楽しみます。

ダメ押しで「大根おろし」を牛鍋に投下!

 大根おろしをプラスすることで、大根由来の甘味と水気が牛鍋全体に馴染んで、時間とともに煮詰まったタレの塩気も和らぎます!

 「大根おろし」を入れてみぞれ鍋状態にすると、溶き玉子を絡めずに食べてもタレの塩気が穏やかになります。どうしても後半は鍋が煮詰まり味が濃くなるのと、溶き玉子が少なくなってくるので、大根おろしでみぞれ鍋にして〆るのはおススメ!

 後味さっぱりと「お肉たっぷり牛鍋膳」を完食! ごちそうさまでした!

「とろろ」&「大根おろし」をダブルで入れた牛鍋は、煮詰まったタレの塩気も和らぎます。薄味好きなら最初から投入するのもあり!


 今回は、秋冬の「松屋」の風物詩的なメニュー、「牛鍋膳」を食べてきました。今年の「牛鍋膳」は、6種類からひとつ選べる味変用の小鉢が付いているのが大きな特徴です!

 メインの牛鍋は、煮込まれるごとに牛肉、玉ねぎ、豆腐にタレの風味が染みてご飯がススムウマさに! 言い方を変えると、タレが煮詰まって濃くなるのですが、付属の生玉子や今回注文した「とろろ」「大根おろし」のおかげで、タレの煮詰まった鍋も、溶き玉子なしでさっぱり楽しめる鍋に大変身!

 今回はさっぱりと楽しめそうな小鉢を選んだことで、アツアツを維持する半面、どうしても煮詰まって味が濃くなる問題を解消。最後まで美味しく、味の変化も楽しめました!

 さっぱりの味変だけでなく、「カレー」を加えてスパイシーに、「キムチ」&「チーズ」でチーズタッカルビのようにと、さまざまに楽しめる「お肉たっぷり牛鍋膳」。ぜひ、お近くの「松屋」でお試しください!

[池延大栄(大帝オレ)]