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「SUUMO住みたい街ランキング2019 関東版」発表! 1位「横浜」2位「恵比寿」3位「吉祥寺」は変わらず。TOP10は「浦和」のみランクアップ、他は得点を下げ人気分散化の傾向

[2021/3/9 19:02]

 株式会社リクルート住まいカンパニーは、関東(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)に居住している20~40代の男女を対象に、Webアンケートを実施。

 スクリーニング調査で3万9,385人、本調査7,000人の回答を集めた調査で、関東住みの人から“住みたい”と思われている街(駅)をランキング形式で発表しました。

 総合ランキングはあまり大きな変化はなく、1位「横浜」、2位「恵比寿」、3位「吉祥寺」は2020年と同じ。ただし、前回10位から2つ順位を上げて8位になった「浦和」を除いて、TOP10駅はすべて得点を減らしていて、人気駅が分散する傾向が見られました。

 また今回は、新型コロナウイルス感染症による住みたい街への変化があったかどうかについても調査。約66%と3人に2人が、コロナ禍でも「住みたい街」は変化していないと回答しましたが、テレワーク実施者では「大きく変わった/やや変わった」が42.1%に上っています。


総合ランキング1位は4年連続の「横浜」! 今回は人気が分散、都心に近い郊外中核駅が順位アップ

 総合ランキング1~3位は、昨2020年から引き続き1位「横浜」、2位「恵比寿」、3位「吉祥寺」となりました。

 4~7位も2020年から変わらず、4位「大宮」、5位「目黒」、6位「品川」、7位「新宿」と続きます。

 昨年のTOP10で唯一、順位を上げたのが「浦和」で、10位から8位にアップ。9位「池袋」、10位「中目黒」は「浦和」に抜かれたことで、それぞれ2020年調査から順位をひとつ下げています。

 今回、「浦和」以外のTOP10駅の得点はいずれも2020年より減少し、人気が分散する傾向が見られました。

 TOP10駅を県別に見ると、東京都から7駅、神奈川県から1駅、埼玉県から2駅がランクイン。うち山手線の駅が5駅と半数を占めています。

 今年、2018年以降の最高順位を更新した駅は以下の通り。リクルート住まいカンパニーでは、都心から遠くない郊外の中核駅の人気が上がっていると分析しています。

<2021年版で最高順位を更新した駅 ※2018年以降の調査で>

 (1)埼玉県の「さいたま新都心」 「川口」「所沢」「武蔵浦和」
 (2)横浜周辺駅の「桜木町」「みなとみらい」
 (3)つくばエクスプレスの「つくば」 「流山おおたかの森」
 (4)京葉エリアの「舞浜」「浦安」「新浦安」など郊外中核駅の傾

1位から10位までは、2020年からほとんど変化なし。唯一、「浦和」が10から8位にランクアップ
11位から30位。背景が黄色の駅は、今回最高順位を更新した郊外の中核駅


コロナ禍で「住みたい街」は変わった? 3人に2人は「変わっていない」と回答

 調査では、コロナ禍で「住みたい街」に変化があったかについても質問。65.7%と3人に2人は、コロナ禍でも「住みたい街」は変化していないと回答しました。

 世帯構成で見ると、シングル世帯に比べて、夫婦のみ、および夫婦+子ども世帯が変わったと回答した割合が高くなっています。

 また、テレワーク実施者の方が非実施者に比べて「住みたい街が変わった」という割合が高く、テレワーク実施者では「大きく変わった/やや変わった」が42.1%に登っています。

新型コロナウイルス影響により住みたい街が変化した人の割合
[工藤ひろえ]