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モナカの中に粉末ラムネが入った「ビンラムネ」が約3年ぶりに製造販売再開! 「再開を案内したお取り引き先様から、おめでとうって言って頂きました。うれしかった~」

[2021/8/23 18:20]

 岡田商店が20日、2018年9月に製造を一時休止した、ビンの形のモナカの中に粉末のラムネが入った駄菓子「ビンラムネ」の製造販売を再開すると発表しました。

 再開にあたり製造を引き継いだメーカーはもちろん、以前製造を依頼していたメーカーには技術指導に来てもらい、原料や資材の手配、保管など、多くの人々に協力してもらったとのことです。また、再開を期待する声が寄せられ、「この商品は残さなければならないと気持ちを切らさず頑張る事が出来ました」としています。

 岡田商店は、「今回、製造の工程や原料の調達などに関わり、メーカーがいかに大変な苦労して製造にあたっているか身にしみて感じました」として、多くの駄菓子メーカーが、様々なコストの高騰を製品価格に転嫁出来ず廃業や商品の製造終了が相次いでおり、原因を一言でいうと「儲からないから」で、利益さえ出ていれば後継者に託す事ができ、設備の更新もでき、「これは個々の事業者の努力だけでは難しく、業界全体で取り組んでいかなければならない問題」としています。

 また、「メーカーが廃業してしまえば我々問屋や小売店も販売する商品が減り、駄菓子全般の魅力も失われていきます。ビンラムネをなんとしても残したいと思った理由でもあります」と、「ビンラムネ」を復活させた思いを語っています。

 岡田商店では、「お客様には日頃から自分の好きな駄菓子を買って食べて頂く事が何よりも応援になります。これは美味しい!面白い!と思った駄菓子があったらお子さまやお友達にもぜひおすすめして下さい。宜しくお願いします。再開を案内したお取り引き先様から、おめでとうって言って頂きました。本当に久しぶりもう誕生日がめでたい年齢でもないので・・・うれしかった~」と「ビンラムネ」の製造販売を再開できたこと喜んでいます。

 「ビンラムネ」は、ビンの形のモナカの中に粉末のラムネが入っており、パッケージイラストのうさぎさんのように、モナカの底にストローを刺して、少しづつラムネを吸います。ビンの形のモナカも食べられる楽しいお菓子です。原材料はぶどう糖、コーン(小麦粉、澱粉、その他)、加工澱粉/酸味料、膨張剤、香料、水酸化Ca、甘味料(ステビア)、着色料(食用黄色5号)。

 元々は昭和30年代頃に、千葉県のメーカーが考案・製造したもので、そのメーカーの廃業にともない、岡田商店が製造・販売を引き継いだとのこと、現在のパッケージは、引き継いだ際にデザインをリニューアルしたもので、「前メーカーのパッケージにも立ち耳のウサギさんのイラストが入っていたようです」とのこと。

[古川 敦]