フード

白身フライ丸ごと一本に税込216円の限界ギリギリまでタルタルをかけたシンプル弁当! ローソンストア100が超シンプルな“だけ弁”第4弾「白身フライ弁当」を発売~ご飯にはごま塩

[2022/6/18 17:13]

 ローソンストア100(668店舗/2022年5月末現在)が、シリーズ累計194万食突破の「だけ弁当」の第4弾、おかずは白身フライだけの「白身フライ弁当」を2022年6月29日(水)に発売します。価格は216円(税込)。

 ローソンストア100は、「お弁当には色とりどりのおかずが入っているべき」という常識を覆し、「好きなものだけを堪能したい」というニーズに応えるお弁当として、あえて1種類におかずを絞った超シンプルなお弁当シリーズ「だけ弁当」を1個200円(税込216円)で販売しています。

 「こういうので良いんだよ!」「子供の頃の夢が叶った!」など、SNSの反響にも後押しされ、第1弾の「ウインナー弁当」は約114万食、第2弾の「ミートボール弁当」は約55万食、2022年3月に発売された第3弾「のり磯辺揚弁当」も約3カ月で約25万食を販売し、ローソンストア100の中でも人気シリーズになっています。

 今回第4弾として発売されるのは、「白身フライ弁当」。「白身魚のフライ」を抜擢したのは、前回の「のり磯辺揚弁当」に続き「のり弁」には欠かせないおかずではありながら、「白身魚のフライ“だけ”が主役としておかずになっているお弁当は世の中になく、白身魚のフライは癖のない味のため、嫌いと言う人は少ないのでは、と考えた」とのことです。

 ごはんの横に、存在感十分の白身魚のフライを丸ごと一本のせ、タルタルソースを惜しげもなくかけられています。

発案者・次世代事業本部・統括マネジャー 林弘昭(はやし ひろあき)氏のコメント

─どうして「白身フライ」を選んだ理由は?
 肉(ウインナー)・肉(ミートボール)・ちくわと来たので、次は「魚」にしようと考えました。「のり弁」には必ず入っている「白身魚のフライ」ですが、実は常日頃から不満に思っていることがありました。それは、タルタルソースの量です。

 タルタルソースをもっとたっぷりとかけて食べたい!といつも感じていました。タルタルソース好きな方は自分に限らず多いはずだと思い、やるなら自分の理想の「白身フライ弁当」を作ろうと考え、タルタルソースたっぷりの白身フライ弁当の発売に至りました。

─こだわりや開発秘話は?
 気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、「白身フライ弁当」と第1弾~3弾との大きな違いは、「弁当箱の向き」です。ウインナー弁当、ミートボール弁当と同じご飯とおかずの配置だと、白身フライをカットする必要があり、見た目のインパクトも損なわれてしまいます。カットしないでまるごと1本の状態で入れたかったので、今回の形式になりました。横向きのお弁当になったため、タルタルソースもたくさんかけることができました。

 タルタルソースの量については、開発段階で何度も検討しましたが、税込216円という価格は守りながら、限界ギリギリまで入れました。

─林氏だけが知る秘密は?
 試作品を食べたとき、少しあっさりしている感じがしたので、ごはんにごま塩をかけることにしました。当社では、弁当のご飯に振るのは「ごま」で「ごま塩」はおにぎりにしか使わないと商品部から言われたのですが、私のこだわりで「ごま塩」にしました。

─林流おすすめの食べ方は?
 タルタルソースはこれでもか!とたっぷりかけていますが、普通のソースをかけるなど自由に味変してアレンジを楽しんでいただければと思います。シンプルで小ぶりなお弁当ですので、麺類や惣菜、サラダやデザートなど、他の当社商品と組み合わせて楽しんでいただきたいです。

─第5弾について、すでに構想はありますか?
 「だけ弁当」は、いくつも構想があります。ありそうでないもの、世の中にないものを作ろうと思い、日々開発を検討しています。

 アイデアはたくさんあるものの、実現できているのは僅かです。店にどのくらいの種類が並ぶのが適正かを考えながら、お客様から「こういうのを待ってた!」というお声がいただけるように今後も発売していきます!

「だけ弁当シリーズ」誕生秘話

 一人の社員の熱意により10年の年月をかけて発売が実現した商品。運営畑一筋、毎日店舗で消費者の動向にアンテナをはっていた林氏(現・運営本部 統括部長)が、「好きなおかずだけを思う存分食べたい!というニーズが必ずあるはず。ローソンストア100は弁当と麺類を一緒に買うお客様が多いので、その層に訴えかける商品なら必ず売れる」、「弁当のおかずの定番でありながら、主役にはなれないウインナーをメインにした弁当は他にはないので差別化できる!」と考えていたとのこと。

 しかし、商品部に開発を依頼するものの、「売れる訳がない」「見た目のバランスが悪い」「ウインナーだけでは顔にならない」という理由から却下され続け、何度却下されても林の熱意は変わらず、その熱意に負ける形で商品部の担当が原材料の調達や製造ラインの調整に改めて挑戦し、10年越しとなる2021年6月に商品発売を実現。

 11月には「ミートボール弁当」を発売。翌年の2022年3月に、ちくわの磯辺揚げが主役の「のり磯辺揚弁当」を発売。麺類や惣菜、サラダなど色々な食材と自由に組み合わせてもワンコインでおさまるようにという想いから、価格はすべて200円(税込216円)です。

左から「ウインナー弁当」「のり磯辺揚弁当」「ミートボール弁当」、各税込216円

※記載の「だけ弁当」シリーズ販売数は2022年6月15日時点の全店累計販売数です
※エリア、店舗によって品揃えが異なります。
※画像はすべてイメージです。
※エリアによって仕様が異なる場合があります。

[古川 敦]