フード

昨年400万食を突破した開発に10年かけた吉野家の「親子丼」が税込110円値上げして復活! 鶏卵の供給状況が緩和されたことを受けて~今年も一食につき玉子を2個使用、特製たれ「つゆだく」仕様

[2023/8/21 11:44]

 吉野家が、「親子丼」を2023年8月24日(木)11時から販売を開始します。吉野家の「親子丼」は商品開発を10年かけて行ない、2022年4月から2カ月半販売し、期間中の販売数は400万食を超えました。昨春同様に4月から販売予定でしたが、鶏卵の供給低下により販売を見送り、その後、鶏卵の供給状況が緩和されたことを受けて、8月24日から10月中旬の期間限定で「親子丼」が販売することになったとのこと。なお、「親子丼」は店舗での商材がなくなり次第、順次終売予定です。また、一部店舗では販売されせん。

 「親子丼」のサイズ展開は今年も並盛と大盛の2種類で、「親子丼大盛」は「親子丼並盛」の鶏肉の量の2倍となります。価格は「親子丼並盛」は498円(税込547円)、「親子丼大盛」は668円(税込734円)と、昨年よりそれぞれ100円(税込110円)値上げされています。

 吉野家の「親子丼」は、たっぷりの特製たれと一食につき2個の溶き玉子が、鶏肉、玉ねぎ、ご飯を抱きこみ、豊かな風味と奥深い味わいを堪能できるという商品。今年は鶏肉に下味をつけて、その美味しさを最大限引き出すことで、鶏肉の存在感を高め、全体の完成度を高めたとのこと。とろりなめらかな玉子、ふっくらジューシーな鶏肉、シャキっとした玉ねぎ、そして、全体を包み込む風味豊かな特製たれの味わいを楽しめるとしています。

 「親子丼」は注文ごとに調理され、熱々の状態で提供。鶏肉と玉ねぎ、特製たれを鍋で煮込んでから玉子2個を溶いて回しかけ、丼によそったご飯に盛り付けられいます。親子丼のために開発された特製たれは、豊かな出汁の風味が際立ち、醤油ベースのたれにかつお節と昆布の風味をしっかりときかせ、鶏のうまみがつまったエキスを追加し、奥深い味わいとのこと。この特製たれをたっぷりと使用した「つゆだく」仕様です。

 同社では「丼に盛り付けられた『親子丼』が運ばれてくるとふんわりとだしの良い香りが漂い、芳しい匂いに食欲がそそられます。“つゆだく”だからこそ、着丼の瞬間に香りや風味が感じられ、丼の底にあるご飯までたれが染みています。“つゆだく”だから、するすると食が進みます」としています。

 ちなみに、ゼンショーグループの「なか卯」の「親子丼」は小盛が税込410円/425kcal、並盛が税込450円/620kcal、ごはん大盛が税込520円/738kcalです。

[古川 敦]