ライフ

東京23区でも警報級の大雪の可能性 気象庁が関東甲信地方で5日(月)昼過ぎから6日(火)午前中に大雪と発表~「大雪の場合、不要不急の外出を控えて」 現在の雪の状況と予報を地図上に表示する「今後の雪」も公開

[2024/2/5 14:26]

 国土交通省が4日、低気圧が本州の南岸を東へ進むため、関東甲信地方では2024年2月5日(月)昼過ぎから6日(火)午前中にかけて、山沿いや山地を中心に大雪となり、東京23区を含めた平地でも大雪となる所があると発表しました。予想より気温が低くなる場合には、東京23区を含めた平地でも警報級の大雪となる可能性があるとしており、今後発表する防災気象情報に留意するよう呼びかけています。

 なお、気象庁のホームページでは、現在の雪の状況と6時間先までの予報を地図上で確認できる「今後の雪」が提供されています。

 同省では、「最新の気象情報や交通情報等に留意し、大雪の場合は、テレワークの活用などを含め不要不急の外出を控えてください。やむを得ず自動車を運転する場合は、冬用タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着の徹底、スコップや砂等の冬用装備の携行をお願いします。また、降雪状況等により、広範囲で高速道路と並行する国道等が同時に通行止めとなる場合があります。広域迂回の実施や通行ルートの見直しなどのご協力をお願いします」と注意喚起しています。

 また、過去の大雪の際には、大型車の立ち往生が主な原因となり、交通に甚大な影響が生じたとして、「運送事業者は、大雪時等において、輸送の安全の確保に支障が生ずるおそれがあるときは、事業用自動車に冬用タイヤが装着されていることの確認を行う等、安全を確保するために必要な措置を講じることが必要です。なお、雪道において悪質な立ち往生が発生した場合には、監査を行い事実関係を確認したうえで、講じた措置が不十分と判断された場合は、行政処分の対象となります」と注意を呼びかけています。

2022年度の関東地方南部の立ち往生等の状況「車両の滞留<首都高速道路 中央環状線>」

 大雪が予想される地域では、公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生するおそれがあります。最新の気象情報や交通情報等に留意し、外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動するよう呼びかけています。

[古川 敦]