マルハニチロが「Umios」に社名を変更 海を起点に食を通じてグローカルに価値を提供するソリューションカンパニーへ
マルハニチロ株式会社が24日、2025年3月24日(月)に開催された取締役会で、2025年6月下旬に予定されている定時株主総会において定款の一部変更が承認されることを条件として、新社名を「Umios株式会社」とすることを決議したと発表しました。
“umios(ウミオス)”とは、「umi」「one」「solutions」を組み合わせた造語。同社ではその意味を「私たちマルハニチログループのルーツである海[ umi ]を起点に、社内外のステークホルダーや社会全体、そして地球と一体[ one ]となって、食を通じて地球規模の社会課題を解決[ solutions ]していく、という決意を込めています」と説明しています。
同社グループは、前身であるマルハが1880年、ニチロが1907年に水産業のパイオニアとして創業し、漁業会社として近代漁業と水産加工の礎を築いてきました。その後、両社は「水産資源調達力」、「商品開発力」というそれぞれの強みを生かして2007年に経営統合し、マルハニチログループとなって総合食品企業としての基盤を固めてきました。
1880年の創業以来145年の歴史の中で、水産業パイオニアを第一創業、2007年の経営統合を第二創業とすると、今回の社名変更は同社グループにとって第三創業と位置付けられるとのことです。コーポレートアイデンティティを「海を起点とした価値創造力で『食』を通じて人も地球も健康にするソリューションカンパニー」と定め、「umios」となって、次の100年に向けて新たな一歩を踏み出すことにしたとしています。
新社名
現社名:マルハニチロ株式会社 (英文表記:Maruha Nichiro Corporation)
新社名:Umios株式会社 (発音:ウミオス株式会社、英文表記:Umios Corporation)
変更予定日:2026年3月1日
※グループ会社の社名については、2027年3月末までに順次変更予定
新ロゴ

BLUE PLANETをコンセプトとして、生命の源である海への敬意を持ち、水の惑星である「地球」をシンボリックにデザイン。青い部分は海を、白い部分は拡張していく新たな領域を表しています。
新しいパーパスとミッション
マルハニチログループが社会に存在する意義を明確にし、新たなパーパス・ミッションを策定。
パーパス:私たちが存在する理由
今までのブランドステートメント 「海といのちの未来をつくる」をベースに、グローバル企業と
なる決意を込めて、英文の「For the ocean, for life」としました。
For the ocean, for life
パーパスストーリー
海と自然の恵みと共に歩んできた私たちが、
時代を越えて受け継いできた想い。
それは、あらゆる生命の源である海への敬意。
いのちを支え、つなげる誇り。
こころとからだを満たし、生きる活力を与える喜び。
私たちはそんな想いを胸に、
「食」の先にあるしあわせの可能性に挑んできました。
未来に向けた私たちの願い。
それは、人だけでなく地球全体が健康になれる
「食」を世界中に広げること。
生態系を守り、豊かな自然の恵みを
次の世代へと引き継いでいくこと。
その先に広がるしあわせのために、私たちは挑戦し続けます。
ミッション:私たちが果たす使命
私たちは誠実を旨とし、本物・安心・健康な「食」から広がる豊かなくらしとしあわせに貢献します。