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マクドナルドが長崎県でのレジ袋の有償販売を本日13日(火)で終了し無償提供に レジ袋の素材をバイオマスプラスチック95%へ変更し、年内に全国導入

[2025/5/13 17:49]

 日本マクドナルドが9日、持ち帰り用のプラスチック製手さげ袋(レジ袋)をバイオマスプラスチック(植物などの再生可能な有機資源を原料とするプラスチック)50%から95%の素材へと変更し、地球環境により配慮したサステナブル素材化を推進すると発表しました。

 まず、長崎県内全店舗(佐世保基地店を除く23店舗)で5月14日(水)の導入完了を予定、今後順次全国での導入が予定されています。また、新レジ袋の導入に伴い、2024年4月から長崎県内でのみ試験的に実施しているレジ袋の有償販売を5月13日(火)で終了し、5月14日(水)から無償提供に戻ります。

 マクドナルドは、グローバル全体で2050年までに地球温暖化の原因とも言われている温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする「ネット・ゼロ・エミッションの達成」を目標に掲げており、この目標達成に向けた取り組みのひとつとして「2025年末までに、お客様提供用の容器包装類を、再生可能な素材、リサイクル素材または認証された素材に変更」というコミットメントを掲げており、今回のレジ袋の変更もその一環としています。

 現在日本国内のマクドナルドでは、バイオマスプラスチック50%のレジ袋を使用していますが、今回長崎県内でバイオマスプラスチック95%の新たなレジ袋を導入。これにより現行のレジ袋と比較して、年間の原材料製造時の温室効果ガス排出量約3,900tの削減を見込んでいるとのことです。

 今回の素材変更により、生物由来の資源(バイオマス)を活用した環境商品に付与される「バイオマスマーク」が50から95に変更になるとともに、レジ袋の印字を環境カラーであるグリーンに変更。利用者は、レジ袋の使用感等は変わらず今までと同じように商品を持ち帰れるだけでなく、負担なく温室効果ガス排出削減のアクションにも協力できるとしています。今後順次、全国の店舗への拡大を予定しているとのことです。

<新レジ袋イメージ>

 同社では、すでに2022年10月から、ストロー、スプーン、フォーク、ナイフ、マドラーを、2023年12月からサイドサラダ容器を、2024年11月からマックフィズやマックフロートなどに使用されているコールドドリンクのカップおよびふたを、同12月よりマックフルーリーの容器を環境に配慮した素材に変更しており、今後も更なるサステナブル素材化を推進していくとしています。

<今までの取り組み>※3 マックフィズやマックフロートなどに使用されているコールドドリンク用プラスチックカップです ※4 子供用のストローやマックシェイク用のストローなど、プラスチック製で提供されるものもあります
[古川 敦]