ローマで人気の“ピンサ”専門店「Pinsa de Roma」が日本進出! 表参道店でさまざまなピンサの味を堪能
PINSERE JAPAN社は、10月10日にローマで人気のピンサの専門店、「PINSA DE ROMA(ピンサデローマ)表参道店」をオープンしました。
ピンサはピザの原型となったとされる、歴史ある料理。先日歌舞伎町の「トラットリア ピッツェリア バール カブリオ」でピンサならではの後味の軽さを体験してきましたが、今回はローマの人気店が日本進出とあってレセプションパーティの様子に加え、通常営業時間に訪問してきました。
ピンサについては、先日の「トラットリア ピッツェリア バール カブリオ」の記事内で紹介しましたが、改めてピンサについてご紹介すると、ピンサという名前は古代ローマ時代に使われた食器代わりの平らなパン「ピンサーレ」(ラテン語で押しつぶす意味)に由来、現在のピザの原型であり語源になったと言われています。
ピンサは小麦とあわせて大豆粉や米粉を使用した生地を焼いたもので、軽い食感が特徴。また、ピザよりもカロリーが低いのも嬉しいところです。
「Pinsa de Roma」ではオープンに先行してレセプションパーティーが開催されたので参加してきました。
沢山の人達が駆けつけたレセプションパーティーとあって店内は大賑わい。厨房を見ると窯焼きピンサもたくさん提供されているようですが、今回はマルゲリータのようなブッファラピンサ、この日のゲスト「ユリコ・タイガー氏」にちなんだトリュフを添えたスペシャルピンサ、林檎とはちみつピンサを堪能しました。
どのピンサにも共通することとして、食感がサクサクで後味が軽く、油っぽさがないので塩気のあるピンサはもちろんですが、甘い味付けの具材がのった林檎とはちみつピンサもサクッと軽い食感で楽しめました。レセプションパーティー内で楽しんだピンサの中では、マルゲリータと同じような食材を使用したブッファラピンサ、トリュフの香りが感じられるユリコ・タイガーピンサの2つが特においしく感じました。
レセプションパーティーは大盛況のうちに幕を閉じましたが、もう少しゆっくりとピンサを楽しんでみたいと思い、開店日の午後に再び表参道店に向かいました。
レジ前のガラスカウンター内にはレセプションパーティーの時と同様に焼く前のピンサが置かれ、注文する前にどのピンサがどういう見た目をしているのかを確認した上で注文できます。オープン日とあって、レジ前はもちろんのこと、ピンサを焼き上げる厨房の中も大忙しです。
今回はレセプションパーティーで食べていないピンサを食べてみようと、ズッキーニとイタリア産ハムピンサ(1,200円)、パルマ産生ハムホワイトマッシュルームとジェノベーゼピンサ(1,400円)を注文。ピンサ注文後に、ドリンクをあわせて注文すると100円引きとのことで、アイスカフェラテ(420円)をあわせて注文しました。
「Pinsa de Roma」では、今回注文したピンサメニューとソフトドリンクのほか、サイドメニューとしてサラダやカットフルーツ、ワインやビールなどのアルコール類も用意されています。
お店に足を運んだのはオープン初日ですが、ランチタイムとディナータイムの間の時間帯に訪問したため、運良くちょうど店内は空いていました。ピンサが焼きあがるまでは先にドリンクカウンターで受け取ったアイスカフェラテで喉を潤すことに。カフェ文化が強いイタリアにちなんだ料理を出すお店のコーヒーとあって、アイスカフェラテからはコーヒーのすっきりとした香りを感じることが出来ました。
コーヒーの香りが立つアイスカフェラテを楽しんでいると、焼き上がったパルマ産生ハムホワイトマッシュルームとジェノベーゼピンサ、ズッキーニとイタリア産ハムピンサが目の前に運ばれてきました。
レセプションパーティー時は特別ゲストのピンサ職人、マルコ・モントゥオーリ氏が1手に焼きの作業を行っていましたが、オープン日は自らピンサを焼き上げることはなく、焼き手の従業員の指導につきっきりだったこともあり、レセプションの時よりも膨らみが少なく、ややクリスピーな食感の生地に仕上がっていました。
とは言え、ピンサならではの香ばしさや後味の軽さはきちんと踏襲しています。軽い食感のため、ピンサメニューを2つ注文しましたがなんなく完食。ピザの重厚な味わいも良いのですが、軽食としてサクッとつまむにはピンサ一択です。
今回食べたパルマ産生ハムホワイトマッシュルームとジェノベーゼピンサは、すっきりとしたジェノベーゼの香りの後に生ハムとチーズの程よい塩気が効いた一品。ズッキーニとイタリア産ハムピンサは、ハムの程よい塩気と、円やかな味わいのチーズが生地にマッチングした一品でした。
先日訪問した、歌舞伎町の「トラットリア ピッツェリア バール カブリオ」のピンサは、ピザのような作りでありながら味の軽さを楽しめるのに対して、今回訪問した「PINSA DE ROMA」のピンサは、ピンサの特徴の軽い食感がより際立っています。「PINSA DE ROMA」の方がよりピンサらしいピンサ、という印象です。
また、「PINSA DE ROMA」は、ピンサのほかは、サラダとドリンクとメニューがシンプルなのに対して、「トラットリア ピッツェリア バール カブリオ」はトラットリア(大衆レストラン)なので、ピンサのほかに、前菜、パスタ、肉料理、デザートなどが一通り揃っています。
「PINSA DE ROMA」ではファストフード感覚で手軽にピンサを、「トラットリア ピッツェリア バール カブリオ」では、ピンサとあわせて肉料理やパスタを楽しむこともできるので、TPOにあわせて使い分けができそうです。
なお、Pinsa de Romaではオープンを記念して、10月17日(土)まで先着50名にピンサを1人1枚プレゼントするとのこと。オープン記念のピンサ無料サービスを利用したい方は早めの時間の来訪がオススメです。