【食レポ】秋葉原の「B-1グランプリ食堂」がメニューを一新! 新規メニュー12品を食べつくしレポ
JR東日本グループが運営する「B-1 グランプリ食堂 AKI-OKA CARAVANE」は、北海道新幹線の開業を記念した北海道のご当地グルメなど、全国各地のご当地グルメのメニューを入れ替えた「第3章」を3月19日からスタートしました。
「第3章」で楽しめる料理は以下の15種類。今回は、「第3章」オープン直前のレセプションで試食したメニューをご紹介します。
・「日田焼きそば」 ハーフサイズ400円、フルサイズ700円
・「勝浦タンタンメン」 ハーフサイズ500円、フルサイズ700円
・「三崎まぐろラーメン」 ハーフサイズ400円、フルサイズ700円
・「なよろ煮込みジンギスカン」 400円
・「浜松餃子」 400円
・「あかし玉子焼」 400円
・「オホーツク北見塩やきそば」 ハーフサイズ400円、フルサイズ700円
・「備後府中焼き」 500円
・「行田ゼリーフライ」 2個300円
・「釧路ザンタレ」 400円
・「駒ヶ根ソースかつ丼」 500円
・「鳥取とうふちくわ膳」 400円
・「小樽あんかけ焼きそば」 ハーフサイズ400円、フルサイズ700円
・「郡上奥美濃カレーひっちゃく棒」 500円
・「めいほう鶏ちゃん」 400円
「第3章」で楽しめる料理のうち、「第2章」から継続して提供している料理は「勝浦タンタンメン」、「なよろ煮込みジンギスカン」、「小樽あんかけ焼きそば」の3種類。この日はレセプションに備えて朝食は抜きにして、「第3章」で新規に提供される12種類の商品を全て食べてみることにしました。
今回新たに兵庫県明石市のご当地グルメ「あかし玉子焼き」が販売されることで、「食のまち明石」のマスコットキャラ「明石パパたこ」がレセプションに登場。「パパたこ」らしくネクタイを締めた姿で明石市をアピールしていました。
まずは埼玉県行田市の郷土料理「行田ゼリーフライ」から食べてみると、ベースがジャガイモとおからとあってホクホクとした素朴な味の素揚げコロッケに、酸味の効いたソースを絡めたことで味わいが単調にならず食べ飽きにくい工夫が施されています。
ゼリーが入っていないのに「ゼリーフライ」と呼ばれているのは、銭形のフライ→銭フライ→ゼリーフライと呼び方が変わっていった結果とのことです。
シンプルな「行田ゼリーフライ」のあとは、肉々しい見た目の「釧路ザンタレ」を食べてみることに。「釧路ザンタレ」は下味の醤油と生姜の風味が立ったザンギに、甘辛いタレが掛かった料理で、濃い目のハッキリとした味わい。ビールが恋しくなります。
「ザンギ」の名称については、中国語で鶏の唐揚げを意味する「炸鶏」(ザーギー)が、運がつくようにと「ザンギ」に変化したとの説があるようです。
次に、長い間餃子の購入額1位の座に君臨していた栃木県宇都宮市より1位の座を奪取した、静岡県浜松市のソウルフード「浜松餃子」を食べてみることに。
以前浜松市で食べたことがある「浜松餃子」よりも皮は厚めですが、皮の中の餡はキャベツ中心なことに加えて茹でもやしが添えられているのでさっぱり。焼面がパリッとしっかり焼き上げていることもあって美味しく楽しめます。
「日田焼きそば」は、鉄板の上で麺をしっかり焼き上げていることでパリパリとした食感が楽しめます。味付けもしっかり濃い目とあって、酒のつまみにも良さそうです。
ガツガツと楽しめそうな「駒ヶ根ソースかつ丼」は、ソースかつだけを食べてみると甘味の強いソースの風味が正直なところクドく感じますが、ソースかつとごはんの間に敷き詰められたキャベツの効果で後味スッキリ。ずっしりとした食べごたえと食べやすさを両立させた至高の一品です。
「鳥取とうふちくわ」は、魚のすり身の風味よりも豆腐の淡白な味わいが立ったちくわで、いろいろな具材が入った揚げちくわは、豆腐のような豆の香りを感じます。高タンパク低カロリー食とあって、ダイエットを考えている方にオススメな郷土料理です。
「三崎まぐろラーメン」は、まぐろが名物の神奈川県三崎市の郷土料理。スープはもちろん、具材のあんかけにもまぐろがたっぷり。さらに水菜とネギも添えられていることもあって、旨味が濃厚ながらさっぱり楽しめます。
「備後府中焼き」は、見た目は脂っこい印象のお好み焼きですが、もともと子供のおやつとして考案されたこともあって、具には豚ミンチとキャベツをたっぷり使っていることで非常にさっぱり。小腹がすいた時にペロッと完食出来そうなファストフード的お好み焼きです。
「あかし玉子焼き」のコーナーはマスコットキャラ「明石パパたこ」が登場したことで混雑していましたが、列が短くなったのを見計らって「あかし玉子焼き」を無事ゲット。熱々トロリとした食感かつ下味が付いていることもあって、素のままでも美味しいのですが、出汁にくぐらせることで旨味が倍増。「パパたこ」のおススメも納得の美味しさです。
北海道新幹線開業記念の北海道の味覚のひとつ、「オホーツク北見塩やきそば」は、野菜とホタテをメインの具に据えた塩ベースの焼きそばで、見た目はシンプルながらも味はピカイチ。今まで「B-1 グランプリ食堂 AKI-OKA CARAVANE」で食べた焼きそばの中でも1番の美味しさかもしれません。
続いて肉々しい「めいほう鶏ちゃん」を食べてみると、柔らかな鶏肉に味噌の風味が強く絡んだ味濃いめな仕上がりとあって、正直なところ味が濃すぎると感じましたが、鶏肉とともに炒めたキャベツと一緒に食べることで塩辛さが大きく緩和。ご飯が欲しくなる仕上がりです。
最後は肉巻きご飯の上にカレーを掛けた斬新な郷土料理「郡上奥美濃カレーひっちゃく棒」を注文。棒状になった肉巻きご飯とあって、カレーなのにファストフード感覚で楽しめるのが新鮮な一品で、味の方もなかなか美味しく仕上がっています。
棒状の肉巻きご飯でカレーを食べるとあって、どうしてもカレールーが皿の上に残ってしまいますが、バゲットが添えられており、バゲットに旨味が濃厚なカレーを絡めて綺麗に完食。変化球的な商品ながらも楽しく完食出来るアイディアに脱帽です。
今回「B-1 グランプリ食堂 AKI-OKA CARAVANE」第3章のレセプションに参加し、「3章」で追加された新メニュー全て食べてみました。新規メニュー12品を食べてみましたが、とにかく味がピカイチな「オホーツク北見塩やきそば」、麺のパリパリ感が癖になる「日田焼きそば」、アイディアが光る「郡上奥美濃カレーひっちゃく棒」の3品がとくに印象に残りました。
ひとつ要望をあげると、全般的にごはんのおかずというよりも、酒のつまみとして楽しめるような一品や味付けが濃いめの料理が多いこともあり、酒飲みではない筆者としてはもう少し「食べる」に特化したメニューが欲しいところ。
「B-1 グランプリ食堂」は、アキバのエキチカで楽しめるだけでなく、定期的にメニューが入れ替わり、飽きずに楽しめるのもうれしいところ。今後の新メニューも引き続きレポしていきたいと思います。