今のカメラ誌はつまらないから横並び企画やめます! 「アサヒカメラ」の新年号は禁断企画「カメラの修理の今」~恒例の篠山紀信氏のポートレート&ヌードはあるよ!
2018年12月19日(水)に発売された「アサヒカメラ2019年1月号」(朝日新聞出版)では、カメラ誌では“異例の禁断企画”を敢行。ボーナス商戦期に巻頭特集はまさかの「カメラの修理の今」。新製品ではなく、手元のカメラがいつまで使えるのかについて着目したとのこと。しかも修理だけで25ページもの大展開しています。価格は980円(税込)。
巻頭グラビアは篠山紀信さんの撮り下ろし新作。ポートレート&ヌードが32ページが、新春号の誌面を華やかに演出しています。
同誌では「最近のカメラ・写真誌はつまらないと思いませんか? 新製品が発表されると各誌がこぞって取り上げ、どこの表紙にも同じ機種の名前が躍る。春が近づけば桜、秋が近づけば紅葉の特集、年末には『ボーナス商戦到来』とばかりにカタログまがいの記事が乱舞する見事に横並び。これじゃ、雑誌が売れなくなるのも当然。みなさんもウンザリしていませんか?」とカメラ誌の置かれている状況を看破。
そこで、「先ず隗より始めよ。」とうことで、きっと他誌が「新製品だ」「ミラーレスだ」「2019年の新製品大予想だ」と盛り上げることを予測して、アサヒカメラは“逆張り”し、巻頭特集は「カメラの修理の今」。新製品ではなく、手元のカメラがいつまで使えるのかについて着目し、最新デジタルカメラから懐かしのフィルムカメラまで修理の最前線を徹底取材。メーカーの修理部門だけでなく、修理専門業者もきっちりリサーチしているとのこと。
さらに、カメラ・写真誌に喝を入れる企画も掲載。識者への連続インタビュー特集「カメラ・写真誌にこれが言いたい」では、写真界を長らく見つめてきた巨匠・立木義浩さんや、カメラマニアの俳優・石井正則さん、作家・編集者の亀和田武さんが雑誌のあるべき姿について語っています。
このほか、特集「誰が写真を殺すのか」では、写真の無断使用による著作権侵害と闘ってきた写真家二人と弁護士らによる座談会企画、撮影マナーの悪化に悩む北海道美瑛町の現状と対策についても詳しくリポート。「のんきに撮影ガイドを載せている場合ではありません。撮影現場ではたくさんの地元住民が苦しんでいることをお忘れなく」としています。
毎年おなじみ、巻頭グラビアは篠山紀信さんの撮り下ろし新作。女性モデル3人のさわやかなポートレート&ヌードが32ページにわたって、新春号の誌面を華やかに演出しています。