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【食レポ】牛スープに牛肉とパクチーをトッピングした「蘭州拉麺」は癖になる旨さ! 専門店の「馬子禄」が東京駅「グラントウキョウサウスタワー」にオープン!

[2019/10/11 10:34]

 日本各地で流行の兆しを見せる「蘭州拉麺(らんしゅうラーメン)」。牛肉のスープに、手打ちで伸ばして茹でた麺を入れた中国北西部の甘粛省にある都市・蘭州の名前を冠した麺料理です。蘭州ラーメンはパクチーがトッピングされているのも大きな特徴。

 日本に蘭州ラーメンを提供した先駆けとなった店が、2017年夏、東京・神保町にオープンした「馬子禄」ですが、その「馬子禄」の日本2号店が、東京駅の目の前にある「グラントウキョウサウスタワー」地下1Fレストラン街に10月3日オープンしました。

 「馬子禄」2号店のメニューは「蘭州牛肉面」950円のほかは、トッピングの「牛肉大盛」200円、「パクチー大盛」150円のみと超シンプル! 価格は全て税込です。

 以前「馬子禄」神保町店で「蘭州牛肉面」を食べた時は麺の種類が3種類(細麺、平麺、三角麺)でしたが、今回オープンした東京駅店では、細麺から太麺まで全9種類(極細麺、細麺、中太麺、太麺、平麺、太めの平麺、極太の平麺、三角麺、太めの三角麺)をラインナップしています。

 というわけで今回は、東京駅八重洲地下街からアクセスできる「グラントウキョウサウスタワー」B1Fにオープンしたばかりの「馬子禄 東京駅店」へ。

「馬子禄 東京駅店」は、東京駅八重洲口を出て「グラントウキョウサウスタワー」地下フロアへ移動するよりも、東京駅八重洲地下街からのアクセスが便利!

 今回は、お店で選べる麺の中で1番太い「極太の平麺(大寛)」をチョイスした「蘭州牛肉面」950円に、トッピングメニューから「牛肉大盛」200円を追加してオーダー!

「蘭州牛肉面」と「牛肉大盛」を注文

 以前、神保町店で食べた「蘭州牛肉面」と同じように東京駅店の「蘭州牛肉面」は、透明感満点な牛スープとあわせて、麺の姿を覆い隠すように鮮やかな緑色が映えるパクチーや葉ニンニク、真紅に染まるラー油、大きな薬膳スパイス煮込み牛肉がセットされています。

バランス良く丼ぶりの中にパクチー、葉ニンニク、ラー油、煮込み牛肉がセットされており、当然ながら見た目は以前「馬子禄」日本1号店で食べた「蘭州牛肉面」と一緒!

 まずは、極力薬味などを交えずにスープをすすってみると、以前は淡い牛の旨味と塩気が効いた優しい風味な印象でしたが、牛の旨味や塩気がさらにマシマシになってウマさパワフル!

スープは、牛の旨味、塩気がすっごく濃厚で、日本の淡麗系ラーメンが好きな方であれば好むウマさ!

 今度はパクチーや葉ニンニクなどの薬味をモリモリにしてスープを飲んでみると、パクチー独特の清々しい風味や独特の香り、パンチの効いた葉ニンニクの旨味が効いて美味しさレベルアップ! さらにラー油をまとわせることで、刺激的な辛味とコクが効いて食欲もUP!

素のまま飲んでも牛の旨味が立って美味しいスープですが、さらにパクチー、葉ニンニク、ラー油をプラスして楽しむことで、思わず「早く麺が食いたい! 」と、言いたくなる位にスープの美味しさがUP!

 スープの美味しさに驚いた後は、太すぎる姿がインパクト大な「極太の平麺(大寛)」に牛スープをまとわせながら食べてみることに。「極太の平麺(大寛)」は、食べている最中に弾き返すような力強いコシとともに適度なモチモチ感が感じられ、牛の旨味、ラー油の刺激的な辛味、パクチーの独特の風味、パンチの効いた葉ニンニクの風味が入り交じるスープが馴染んでウマウマ!

麺は「極太の平麺(大寛)」とアピールする通りのメチャ太い姿に似合う力強いコシ、そして意外なモチモチ感がダブルで楽しめる上に、牛スープともマッチして食が進みます!

 スープに良く馴染む「極太の平麺(大寛)」は激ウマですが、その他スープにINした具も美味しいものばかり! スープの旨味を吸った牛肉は、柔らかく牛肉の旨味とスープの風味がバランス良く楽しめるのに対して、「牛肉大盛」として注文した別皿に盛られた牛肉は、スープを吸っていない分お肉の食感や素材の旨味が力強く、ハラル対応のお店でありながらもお酒が恋しくなる罪深きウマさに大興奮!

スープの風味を吸った牛肉は、お肉の旨味とスープの旨味が同時に楽しめる上に、別皿に盛られた「牛肉大盛」用の牛肉よりも食感が柔らか!
「牛肉大盛」分の牛肉は、スープに浸っていた牛肉よりもお肉の食感や旨味が力強く、ハラル対応のお店なのに思わず「ビール! 」と、オーダーしたくなるおつまみ的なウマさ!

 大きくカットされた大根は、牛の旨味が効いたスープの風味が効いた上に、大根独特の甘味が効いてナイスなウマさ!

大根は甘く、牛の旨味が効いたスープにマッチ!

 最後は、どんぶりの底に溜まっていたサイコロ状にカットされて食感が荒々しい牛肉を、牛の旨味濃厚なスープと一緒に飲み干すように食べて完食! ごちそうさまでした!

どんぶりの底には、サイコロ状にカットされた旨味と食感が力強い牛肉がたっぷり!



 今回は、日本での「蘭州拉麺」のブームを巻き起こした「馬子禄」の日本2号店となる「馬子禄 東京駅店」で、1番太くインパクトのある姿な「極太の平麺(大寛)」版の「蘭州牛肉面」を食べてみました。

 以前、「馬子禄」日本1号店となる神保町店で「蘭州牛肉面」を食べた時の印象は、塩気が穏やかで淡麗さが際立った風味が特徴的だなぁと感じたものですが、東京駅店で食べた「蘭州牛肉面」は、スープの塩気や牛の旨味が力強く洗練されて美食度が一気にUP!

 加えて、清々しい風味が癖になるパクチー、パンチの効いた風味が食欲をそそる葉ニンニク、刺激的な辛味が特徴的なラー油の風味がプラスオンしたことで、思わず麺が恋しくなるくらいに食欲をそそる風味に大変身!

 そして、未経験かつ太すぎる姿の「極太の平麺(大寛)」は、コシが力強く感じられながらも、適度にモチモチ感があって食べやすく、各種調味料や牛の旨味ほとばしるスープとの相性も最高!

 具も豚肉を使ったチャーシューよりもお肉の旨味のインパクトが強い牛肉、「蘭州牛肉面」につきもので甘味に優れている大根と、シンプルながらもハズレの無い構成に惚れ惚れ! まさに、日常的に楽しめるような食べやすさと、素材の旨味をバッチリ活かしきった美食なウマさを両立した麺料理として楽しむことが出来ました!

 近年流行りの兆しのある「蘭州拉麺」が気になる方はもちろんのこと、交通の便が良いことから日本で「蘭州拉麺」のブームを起こしたきっかけになった「馬子禄」を体験したい方にオススメな「馬子禄 東京駅店」。気になる方は、「馬子禄 東京駅店」で人気の「蘭州拉麺」をお試しあれ!

[池延大栄(大帝オレ)]