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コンビニの常識を超える食塩・化学調味料不使用! ナチュラルローソンが「玄米のダールカレー&ココナッツチキンカレー」を本日3日(火)~331kcal。1年以上試作を繰り返し実現

[2020/3/3 15:49]

 ローソンが、ナチュラルローソン店舗(145店:2020年1月末現在)で、“食塩・化学調味料不使用”の「玄米のダールカレー(レンズ豆)&ココナッツチキンカレー」を2020年3月3日(火)に発売します。価格は550円(税込)。

 第1弾商品はナチュラルローソンでの発売ですが、5月下旬頃発売予定の第2弾商品は、首都圏の約2,000店舗のローソンでの販売も予定されているとのことです。

 「玄米のダールカレー(レンズ豆)&ココナッツチキンカレー」は、味付けや原材料で食塩を使用せず(食材に元来含まれるナトリウム値を除く)に開発。商品の開発にあたっては、様々なトップアスリートの食のサポートをしている、フレンチレストラン「KEISUKE MATSUSHIMA」オーナーシェフの松嶋啓介氏に原材料の調達や調理方法などさまざまなアドバイスを受け、1年以上試作を繰り返したとしています。

 その結果、弱火での煮込み時間を増やすことで、塩味の代わりに食材の持つ本来の旨みが感じられる商品に仕上がったとのこと。玄米にほくほくした食感のレンズ豆のダールカレーと、ココナッツの自然な甘みが特長のチキンカレーの2種類を組み合わせたカレーで、スパイスの配合や煮込み時間を工夫し食材の旨みを引き出すことで、食塩・化学調味料不使用を実現したとしています。エネルギーは331kcal。

 日本人の1日あたりの塩分摂取量は、世界保健機関(WHO)が推奨する世界基準の目標値5.0gの約2倍の10.1g。塩分の過剰摂取は、高血圧やがんの発症等のリスクにつながるとされており、厚生労働省が設定した2020年度の「日本人の食事摂取基準」では、成人1日あたりの平均目標値が従来に比べ0.5g少ない6g未満に引き下げられました。あわせて、2020年4月1日より、加工食品の栄養成分表示において“食塩相当量”の表示が完全義務化されます。

 ローソンは、「ブランパンシリーズ」や「もち麦を使用したおにぎり」など、健康志向の商品を開発しており、この数年間、調理工程の見直し、だしや食材の旨みの活用、醤油やソースの食塩を減らす工夫などで減塩に取り組んできたとのこと。今後もこの「食塩不使用カレー」を皮切りに、多くの減塩商品を提供していくとしています。

[古川 敦]