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「モスバーガー」が最大税込20円値上げ モスバーガーが4月に税込表示への変更に伴い1円単位の支払いを無くす価格改定~テイクアウトが増え包材費負担が増すなどにより一部商品を値上げ
[2021/3/12 14:00]
モスバーガーを展開するモスフードサービスが10日、2021年4月からの総額表示義務化に合わせモスバーガー商品の価格改定を行なうと発表しました。現在は、店内飲食(イートイン)・持ち帰り(テイクアウト)で異なる販売価格ですが、4月1日(木)よりイートイン・テイクアウトともに同じ税込価格に変更されます。また、価格改定に合わせて1円単位の支払いを無くし、利便性を向上するとしています。
同社では、価格の維持に取り組んできたものの、人件費や食材の高騰などさまざまなコストの増加に直面し、とくに新型コロナウイルス感染症の拡大によりテイクアウト需要が増すなかで、無料で提供している包材費の負担が増しているとのこと。
管理コストや原材料の調達、物流などのさまざまな過程で、できる限りの効率化を進めてきたものの、内部努力による吸収のみでは賄いきれない状況となり、商品とサービスの品質維持のため、メニュー価格を一部変更するとしています。
主力の「モスバーガー」や「とびきりハンバーグサンド」などは20円~30円の値上げする一方、「ハンバーガー」などは価格を据え置くため、イートインでは値下げとなります。また「ポテトS・ドリンクセット」などメイン商品に追加するセットメニュー価格も据え置かれます。主力商品の価格改定は、2015年5月以来となり、今回の改定による売上への影響は2%程度を見込んでいるとのことです。