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あの有吉弘行“思い出のパン”「スペースアポロ」に新味「バナナクリーム」が登場! スポンジケーキにバナナクリームをしぼり、ザラメをサンド

[2022/3/13 16:32]

 フジパンが、「スペースアポロ バナナクリーム」を3月から販売しています。価格はオープン。販売エリアは東北・関東、中部、関西・中四国、九州。

 「スペースアポロ バナナクリーム」は、スポンジケーキにバナナクリームをしぼり、ザラメをサンドしています。重量は96g。原材料は砂糖(国内製造)、卵、小麦粉、バナナファットスプレッド、加工油脂、水あめ、ショートニング、乳等を主要原料とする食品/乳化剤、酢酸Na、膨張剤、加工デンプン、香料、カロチノイド色素、グリシン、グリセリンエステル、酸化防止剤(V.E)、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆・バナナを含む)。

 エネルギーは360kcal、たんぱく質 5.1g、脂質 13.9g、炭水化物 53.5g、食塩相当量 0.38g、飽和脂肪酸 5.61g、トランス脂肪酸 0g、コレステロール 94mg。

 フジパンのグループ会社「ナガイパン」が昭和50年頃に製造・販売していた洋菓子の「アポロ」を再現した商品が「スペースアポロ」です。

「スペースアポロ」通常パッケージ

 事の起こりは、テレビ朝日系で毎週金曜日の20時から放送されている「マツコ&有吉 かりそめ天国」の2020年8月14日(金)の放送で、有吉弘行さんが幼い頃に食べたと記憶している思い出のパン“アポロ”を探すという企画が放送されたこと。ナガイパンの地元、広島市内でも「ネットにも出てこない謎のパン」としてSNS上で話題になりました。

 調べていくと“アポロ”は昭和50年頃にフジパンのグループ会社「ナガイパン」が製造・販売していた洋菓子であることが判明。同社内で調査を行なったところ、レシピなどの詳しい資料は残っておらず、唯一残っていた資料に映っていた写真と、当時を知る社員の記憶をたどり、試行錯誤を重ね商品の再現に成功したとのことです。

当時の商品画像

 この幻のパンの発売を望む声が多数よせられ、それに応える形で、2020年10月に期間限定で発売すると、僅かな資料と情報をもとに、再現された当時のパッケージも、レトロでありながら、印象的なデザインで大好評。初日に13万個売り上げるなど、当初の販売計画を大幅に上回り、一部注文された数量を確保する事が難しい状況になり、出荷数量制限がかかるほどでした。

 惜しまれながら発売を終了した「スペースアポロ」ですが、「発売をして欲しい」「食べてみたい」という熱いリクエストが多くよせられたことから、2021年3月からレギュラー販売されています。

[古川 敦]