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50周年記念の「あずきバー 復刻版」、井村屋が一部コンビニで本日30日(月)から数量限定販売~上白糖で1973年発売時の味わいとパッケージデザインを再現、食塩は約3割カット

[2023/10/30 14:03]

 井村屋が、ロングセラー商品である「あずきバー」の発売50周年を記念し、1973年発売時の味わいとパッケージデザインを再現した「あずきバー 復刻版」を、一部コンビニエンスストアで2023年10月30日(月)から、全国の量販店・スーパーでは11月13日(月)から数量限定で販売します。

「あずきバー 復刻版」151円(税込)、内容量80ml

あずきバーの“はじまり”の味わいを原料・配合にこだわって再現!

 あずきは北海道産小豆を使用し、選別・洗浄・加工・炊き上げまでを一貫して自社で行われています。現行品はすっきりとした味わいに仕上げるためにグラニュー糖が使用されていますが、「あずきバー 復刻版」では当時の原料に合わせて上白糖を使用し、コク深い甘さに仕上げられています。

 食塩量は初代「あずきバー」から約3割がカットされていますが、現行品よりは多く配合されているため、塩味によってさらに引き立てられた甘さが感じられます。糖度と甘味度も当時の配合と合わせることで、現行品よりも甘く濃厚な味わいで、やわらかい食感が楽しめます。

なつかしさを感じるパッケージデザイン

 あずきをイメージした水玉柄を、小豆色とオレンジ色で散りばめた初代「あずきバー」のパッケージデザインを再現。当時を知る方には「なつかしさ」、当時を知らない方には「新鮮さ」が感じられるデザインです。

左 「あずきバー 復刻版」(2023年発売)、右「初代 あずきバー」(1973年発売)

 なお、発売当時の味わいを再現しながらも、当時配合されていた着色料は使用されていません。現行品である「あずきバー」と、食感や味わい、見た目など食べ比べながらも楽しめます。

「あずきバー」シリーズ50年の歴史

1973年 「あずきバー」誕生

 和菓子の製造技術を活かして、「ぜんざいを凍らせたようなアイスができないか?」という発想から「あずきバー」は誕生しました。

1979年 「BOXあずきバー」登場

 家庭用冷凍庫の進化や冷凍売り場の充実等により、マルチパックの「BOXあずきバー」が登場しました。

1992年 やわらかタイプが初登場

 やわらかいタイプへの要望に応え、1992年「やわらかあずきバー」を発売。その後、1997年「あずき本舗」、2010年「やわらか仕立てのあずきバー」が発売されますが、「やわらかさゆえにあずきバーらしくない」と、どれも不発に終わりました。しかし、やわらかいタイプのあずきバーへの商品化の要望が依然として寄せられているそうで、日々「固さ」の研究が続けられているとのことです。

1993年 よりシンプルな原材料に見直し

 健康志向とともに添加物への意識も高まり、原材料を見直す動きが活発化。よりシンプルな原材料に見直し、甘さをひかえめに、着色料の使用をやめたとのことです。

2007年 「井村屋あずきバーの日」を制定

あずきをたっぷりと使用した「あずきバー」を食べて暑い夏を乗り切って欲しいとの思いから、本格的な暑さを迎える7月1日が「井村屋あずきバーの日」に制定。日本記念日協会にも認定されています。

2013年 「あずきバー」を商標登録

 念願の商標登録が実現。通常、原材料や形状のみで表示された商標は登録が認められない中、ロングセラーや知名度を根拠として粘り強く出願し、異例の商標登録となりました。「あずきバー」のロゴに®(レジスター)マークが入り、あわせて、袋のパッケージも「BOXあずきバー」のデザインに統一されました。

2021年 マレーシアでの現地生産開始

 マレーシアにて現地生産を開始。「IMURAYA AZUKI BAR」はマレーシア向けに完全ローカライズしました。ハラール認証を取得し、日本の商品に比べて甘さをすっきりと仕上げられています。

2022年 シリーズ年間販売本数3億本達成

 2021年4月~2022年3月の販売本数により、「あずきバー」シリーズ年間販売本数3億本が達成されました。

2023年 「あずきバー」シリーズをリニューアル

 「あずきバー」の原材料のコーンスターチをあずきパウダーに変更することで、使用原料を減。「ミルク金時バー」・「宇治金時バー」も、「あずきバー ミルク」・「あずきバー 抹茶」と商品名も変更され、それぞれ配合や原材料も新たにリニューアルされました。

[岩崎 宰守]