【食レポ】東京都および千葉県を中心にお店を構える馬肉居酒屋「馬喰ろう」の新業態店「恵比寿 馬くろう」が近日開店! 一足先に絶品な「特選馬刺し盛り合わせ」、「ヒレ肉のレアカツ」、「塩しゃぶ」などの馬尽くしな料理を食す!
馬肉居酒屋の先駆者的な「馬喰ろう」を運営する「株式会社NTC・デリバ」は、東京23区屈指の美食タウン恵比寿に「恵比寿 馬くろう」を6月29日にオープンします。
「恵比寿 馬くろう」は、加熱必須な鶏肉や豚肉とは異なり安全に生食可能な馬肉を使った刺身や各種グルメ志向な料理が味わえるお店で、今回開店前に行われたメディア向けの試食会に参加。実食してみた料理のリアルな感想をお伝えしたいと思います。
この日はコース風に「特選馬刺し盛り合わせ」1,980円、「馬とろ生つくね」759円、「ヒレ肉のレアカツ」1,419円、「塩しゃぶ」2,849円、「社長のご馳走御飯」979円をいただきます(価格は全て税込)。
ちなみに「恵比寿 馬くろう」では、馬肉以外に日本酒も推しているとのこと。
なので、食事とあわせて絶妙なまろやかさとフルーティーな風味が舞う「陸奥八仙夏吟醸」1,309円で、夏の暑さで乾いた喉を潤します。
「陸奥八仙夏吟醸」をテイスティングし終えたタイミングで「特選馬刺し盛り合わせ」が登場。
オイリー感が前面に出てくるアブラ、さっぱりテイストな赤身、キレのある旨味のカブリも好印象でしたが、特にお肉と脂身の旨味の調和が取れた大トロがメチャウマ!
次点で肉質に固さがなく甘味を帯びたヒレと、ALL美味しさ大当たりな点が吉!
続いて、タルタルステーキを連想させる佇まいの「馬とろ生つくね」をつまんでみることに。
「馬とろ生つくね」は、馬肉をミンチ状にしたことで筋感が皆無で、赤身と脂身の旨味に出汁の旨味と塩気、薬味の清涼感が一体となってウマー!
生の馬肉料理をサクッと2連続で堪能したあとは、ほど良く火入れした「ヒレ肉のレアカツ」が着皿!
「ヒレ肉のレアカツ」は生肉を思わせるフレッシュ感と衣の香ばしさ、ミルキーなチーズ、清々しい香りと辛味があとを引く胡椒、ウスターソースと赤ワインが味の決め手となった甘酸っぱいソースが重なり合って素直に旨し!
その後は馬肉、野菜、味変用の調味料を携えた「塩しゃぶ」が目の前でセッティングされていきます。
馬肉は火を通しすぎないように注意と店員さんのアドバイスを受けたこともあり、軽く熱が通るくらいにしゃぶしゃぶした上バラから箸を伸ばしてみると、上バラはお肉と脂身の旨味が相互に体感できる上に、塩気と魚介の旨味が立った和風出汁の味が染みてウマウマ!
矢継ぎ早に柔らかく旨味も激強なサーロイン。
ハリのある食感と力強い旨味がひしめき合うタンをぺろり!
馬肉の味のインパクトの強さには劣るものの、シャキシャキ感がナイスなおかひじきも和風出汁との相性バッチリで、スルスルと食が進みます!
最後はご飯に馬肉、いくら、卵黄、山わさび、山椒を投じた「社長のご馳走御飯」で食事を締めくくることに。
「社長のご馳走御飯」は、名前負けしない豪華絢爛なビジュアルとあわせて、適度な歯ごたえと旨味が主張する粗挽きにした馬肉に、いくらの濃厚な旨味、卵黄の滑らかな舌触りとコク、醤油の塩気、山わさびのツンと来る辛味、山椒のキリッとしたアロマをふっくらと炊かれたご飯で受け止めたウマさを噛み締めながら完食。
ごちそうさまでした!
馬肉の素材感をダイレクトに楽しめる馬刺しLOVEな方はもちろんのこと、料理の節々に技を感じる創作馬肉料理が気になる方は、営業開始日以降にJR恵比寿駅西口から徒歩5分ほどでアクセス可能な「恵比寿 馬くろう」でお試しあれ!