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スターバックスが「立地別価格」を導入 「特定立地価格 A」は税別13円~32円の値上げ~ソイミルク変更は無料化、アーモンドミルクやオーツミルクも無料化を検討

[2025/1/31 18:44]

 スターバックス コーヒー ジャパンが31日、全国の約3割の店舗で「立地別価格」導入する一方、全店一律でソイミルク(豆乳)変更を無料化し、ドリップ コーヒー2杯目の提供価格などは現行価格を維持する2025年2月15日(土)からスタートする商品価格に関する取り組みを発表しました。

 同社では今回の取り組みについて、「日本上陸以来28年、全国で多くのつながりを育んできました。これからも、お客様に寄り添い、より豊かな体験を届け続けるため」と説明。「スターバックスはこれからも全国の店舗で、約6万人のパートナーが育むお客様とのつながりの瞬間が、より豊かで心あたたまるひとときとなるよう努めてまいります」としています。

全国の約3割の店舗で、立地や商圏の特性に応じて、定番ビバレッジを対象に「立地別価格」を導入

 「立地別価格」は、店舗の立地や商圏の特性を踏まえ、全国1,991店舗(2024年12月末時点)のうち約3割の店舗へ導入。残る7割の店舗は現行価格が維持されます。

 「立地別価格」は具体的に、サービスエリア、空港などの店舗を「特定立地価格 A」(全体の4%)、東京23区や大阪市内などの一部の店舗を「特定立地価格 B」(全体の27%)とし、現行価格に対して、「特定立地価格 A」の改定率は平均約6%、改定額は13円~32円(税別)、「特定立地価格 B」の改定率は平均約4%、改定額は4円~28円(税別)となります。

全店一律で、ビバレッジ商品のソイミルク(豆乳)変更を無料化

 さらなる体験向上を目指し、豊かな味わいをより気軽に楽しんでもらうために、アイスやホットのビバレッジにおけるソイミルク(豆乳)変更について、現在の税込54円/55円(持ち帰り価格/店内価格)を全店一律で無料化されます。

 スターバックスのソイミルクは、2001年から順次全国に展開し好評とのこと。今後もより豊かな体験の提供を目指して、アーモンドミルクやオーツミルクについても調達状況等を踏まえ、無料化に向けた検討を進めていくとのことです。

 これらの植物性ミルクの利用拡大により、CO2排出や水使用を抑制でき環境負荷低減が見込まれ、スターバックスが目指すリソースポジティブの実現にもつなげていくとしています。

※ソイミルク(豆乳)は調製豆乳です。ソイミルク、アーモンドミルク、オーツミルクは牛乳や乳飲料ではありません。

全店一律でドリップ コーヒー2杯目を特別価格で提供する「One More Coffee」と、ビバレッジのカスタマイズは現行価格を維持

  好評というドリップ コーヒー(カフェ ミストを含む)2杯目を特別価格で提供する「One More Coffee」やビバレッジのカスタマイズは全店で現行価格が維持されます。

 「One More Coffee」は、ドリップ コーヒー(カフェ ミストを含む)購入時のレシートを当日の営業終了までに持参すると、2杯目のドリップ コーヒーを税込186円/190円(持ち帰り価格/店内価格)またはカフェミストを税込240円/245円(持ち帰り価格/店内価格)で楽しめるサービスです。

 なお、1杯目の会計をWeb登録済みのスターバックス カードで支払うと、2杯目のドリップ コーヒーは税込128円/130円(持ち帰り価格/店内価格) 、カフェ ミストは税込182円/185円(持ち帰り価格/店内価格)で楽しめます。

[古川 敦]