食事とデザートを一緒にした時短パン「チョコロッケバーガー」!? ローソン100があんこと唐辛子など奇想天外な「ななめ上いくパン」を発売~平成最後に「まだこの世にないパン」を商品化
「くらし支えるストア」をコンセプトに展開しているローソンストア100(806店舗/2019年2月末現在)が、「チョコとコロッケ」「あんこと唐辛子」など奇想天外な組み合わせで常識を超える味わいを実現したというパン3種類を、「ななめ上いくパンシリーズ」として、2019年4月17日(水)から販売しています。
ローソンストア100では、年間約100種類のパンを発売しており、その裏では商品開発担当者が約300種類ものアイデアを考えているとのこと。食パン、ロールパンなどのオーソドックスな「食卓パン」から、クリームやチョコレート、あんこなどを使用した甘い「菓子パン」や、ツナ、たまご、ハンバーグ、コロッケなどを具材に使った「惣菜パン」など、その種類は多岐にわたりますが、今回発売する「ななめ上いくパン」シリーズは、これまでのカテゴリーや常識を軽やかに飛び越える商品としています。
同社では、「平成最後の大チャレンジとして既成概念にとらわれずにトライした結果、奇想天外な組み合わせではありますが、クセになる美味しさのパンが誕生しました!」としています。
甘いけど辛い! 絶妙バランスで脳が混乱する!?「VLあんドーナツ(激辛仕立て)」 100円(税込108円)
こしあんを包んだあんドーナツに、一味唐辛子を振りかけて仕上げ。こしあんの甘さと一味唐辛子のピリピリとした辛さが一度に伝わり、甘いけど辛い! 甘さと辛さの絶妙バランスで脳が混乱!?するパンが生まれましたとしています。
紅しょうがをこよなく愛する方のために「VL紅しょうが好きのドーナツ」 100円(税込108円)
ドーナツ生地の中に、紅しょうがとマヨネーズを入れて揚げています。パンと紅しょうがの奇跡の出会い! 紅しょうがをこよなく愛する方に食べてもらいたいパンとのこと。
食事とデザートを一緒に済ませる時短パン「VLチョコチョコロッケバーガー」 100円(税込108円)
ハンバーガーに使うパン「バンズ」にコロッケとチョコクリームをはさんでいます。惣菜パンなのか菓子パンなのか、そのボーダーラインを超えてななめ上に飛んでいく、食事とデザートを一緒に済ませられるおせっかいな時短パンとしています。
「なめらか」と「ザクザク」、2種類のチョコクリームを使用することで驚きの食感を実現したとのこと。
「ななめ上いくパン」商品開発者のコメント
Q.なぜ、このような奇想天外なパンを開発しようと思ったのですか?
A.いつもは、多くのお客様に好まれるよう、万人受けする味を追求して商品開発をしています。しかし今回は、平成最後のチャレンジとして「まだこの世にないパン」を商品化しようと考え、既成概念をすべて取り払い、新たな発想での商品開発に取り組みました。
Q.発売に際して、社内の反響は?
A.社内の商品プレゼンテーションの場で、最初、商品名だけ見たときは「えーっ?本当に美味しいのか?発売して大丈夫なのか?」という懐疑的な声がほとんどでしたが、試食をしてもらうと「美味しいじゃないか!」「良くできている」と評価が一変しました。ちなみに社長が一番気に入ったのは「チョコチョコロッケバーガー」でした。
Q.実現化に一番苦労したのは、この3種類のうちどれですか?
A.「あんドーナツ(激辛仕立て)」です。パン工場ではあんドーナツの仕上げに粉糖(粉砂糖)をかけるのが通常で、バットに粉砂糖を広げ、パンにつけていくのですが、その工程を一味唐辛子でやると、唐辛子の粉が舞って担当の方の目がしみる事態に!
また唐辛子の粉は軽く、周囲にも舞いやすい為、一時は発売をあきらめざるを得ないかと考えましたが、工場と改善策に知恵を絞り、結果、粉チーズを振るような容器に一味唐辛子を入れ振りかける製法にすることで発売実現に至りました。
Q.失敗作もありましたか。
A.はい、たくさんあります。例えば、プリンに醤油をかけると「うに」のような味になるという話にヒントを得て、プリンクリームと醤油ジュレを合わせて「うにパン」に挑戦しましたが、なんとも言えない味になってしまいました。「ななめ上いくパン」は奇想天外なだけでなく「食べて美味しい」ことも絶対条件でしたので、どう工夫しても美味しくならないパンは没にしました。
Q.開発者から「ななめ上いくパン」のオススメポイントを教えてください。
A.「チョコチョコロッケバーガー」はコロッケの下にザクザク食感のクリームをはさんでいます。この「ザクザク食感のチョコクリーム」が、なんとコロッケの揚げたて食感を再現する魔法になりました!これは実は開発過程で期せずして実現した奇跡です。
「あんドーナツ(激辛仕立て)」は、辛さの感じ方は人それぞれです。試食して「とても辛い」と言う方も「もっと辛くして欲しい」という方もいました。あんこと一味唐辛子の部分をバランス良く召し上がっていただくのが、最後まで「甘い、辛い、甘い、辛い」の無限ループを楽しんでいただくコツです。
「紅しょうが好きのドーナツ」は、牛丼や焼そばに真っ赤になるほど紅しょうがをかけてしまう、という人にぜひ食べていただきたいです。紅しょうがという「脇役」を「主役」にしてしまったパンです。女性にも男性にも好評です!
【商品開発者プロフィール】
宮永理恵(みやなが りえ)
株式会社ローソンストア100 商品本部 デイリー部 シニアマーチャンダイザー
年間100種類発売するローソンストア100のパンの開発を一手に担っている。パンはもともと大好きで、パンの開発担当になって4年目、パンへの愛は変わらない。仕事でさんざんパンの試作品を食べ、休みの日にはパン屋さん巡り。職場ではチャレンジ精神旺盛なスゴ腕MDだが、家に帰れば二人の女の子の優しいママ。
※画像は全てイメージです。
※エリア、店舗によって品揃えが異なります。